【ARTIST】始めはみんな初心者。プロドラマーに聞く、最初の練習法。 Case.05

プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。プロドラマーに初心者時代を振り返ってもらい、練習方法のヒントを探す、オリジナルコンテンツ。

プロドラマーに聞く、最初の練習。
Case.5 [はな(Gacharic Spin)]

プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。凄腕テクニックを習得した彼/彼女らは初心者だったころ、いかにして練習に取り組んでいたのか??
この連載は、独自のインタビューから、初心者にも役立つ練習ネタを探る、ドラマー必見のコンテンツです!

第5回は、“全力エンターテイメントガールズ・バンド”を標榜し、国内のみならず、世界各国のライヴやフェスにも出演しているGacharic Spinでボーカル&ドラムを担当している「はな」さんに登場いただきました!2009年、バンド結成と共にドラムを本格的に始め、14年にメジャー・デビューを果たし、昨年末には最新作『赤裸ライアー TOUR FINAL!!! 2015 ~渋谷公会堂~』をリリースしメジャー・シーンを駆け巡っています。2010年にはツイン・ペダルに特化した教則DVD『ゼッタイ叩ける!ツインペダル超入門』も発表するなど、多方面で活躍中のシーンを代表する凄腕女子ドラマーの一人です!

初めて触ったのは高校生の時

【Q1】ドラムを始めた時期と、そのキッカケは?

はな – 初めて触ったのは高校生の時に友達が楽しそうに叩いていたのを見て興味を持ったからです! 高校生の時に遊びでKOGAさん(Gacharic Spinのベース担当)とバンドをやっていたんですが、またいつかやりたいねと話していて、そのあと実際にバンドを作りたいと誘われて本格的にドラムをスタートしました!

【Q2】始めた頃の練習方法、特に自分一人で行っていた練習法は?

はな – ドラムに慣れたかったので、ツインペダルをずっと踏んでみたり、ベースとドラムだけで8ビートを10分くらい止めずに叩いてみたりしました!

【Q3】初心者の練習法で、ひとつだけオススメするとしたら?

はな – やりたいフレーズを3つくらい決めて、それを毎日やるといいと思います! 毎日同じことを叩くと感覚の変化も出てくるし、成長具合も見えやすいです!

※ツインペダル
ドラマー3種の神器といっても過言ではない、両足を使ってバスドラムを連続して叩ける(踏める)ユニークなアイテム。主に「ドドドドドドドド」とバスドラムを常に連続して素早く鳴らすビートを演奏するときに使います。他にももちろんさまざまな奏法がありますが、連続してツインペダルを踏むのはほぼスポーツ。。。一曲まるまる踏み続けることはあまりありませんが、曲のテンポによっては5分間ダッシュし続けるような感覚です。チャレンジする曲にツインペダルが必要であれば、真っ先に手に入れたほうが良さそうですね。

まとめ

高校生の時に、少し触れたことがあるとはいえ、はなさんが本格的にドラムを始めてからメジャー・デビューするまで5年。たくさんの練習とバンド活動を通して、ドラムのテクニックをグングン伸ばしていったのだと思います。
バンドの中でベースとドラムは「リズム隊」と呼ばれ、とても重要な土台の役割を果たします。リズム隊だけで8ビートを長い時間演奏する練習方法は、一定のテンポをキープしたり、気持ち良いグルーブを生み出せるようになるための、ドラマーにとって一番大切な基礎力を高めることができる練習だと思います。
難しいフレーズを叩けるとカッコいいので、そういう練習につい目が行きがちですが、ドラムの基本はやはり8ビート。ぶれない土台になるためには、しっかりとした基礎が大事です。

LIVE INFO

全国ツアー
「オレオさんの婚活ツアー ‘16春〜新しい出会いを求めて〜」

5/21(Sat) 名古屋Electric Lady Land
5/22(Sun) 大阪 umeda AKASO
5/28(Sat) 東京 EX THEATER ROPPONGI (TOUR FINAL)

Release note

New Single
「タイトル未定 / アルブスの少女」

2016年6月22日発売

LINK

ARTIST LIST

Case.01 藤原佑介「とにかく楽譜と耳コピを」

Case.02 KEN’ICHI 「言語を喋るのと同じ」

Case.03 桝谷マリ 「楽しんで音楽に合わせて」

Case.04 ユウイチ 「出会ったのは中学1年」

Case.05 はな 「初めて触ったのは高校生の時」

Case.06 川上優 「バスドラの音だけ聞こえやすくしてた」

Case.07 ナオミチ 「プラスチックのシンバルが割れるぐらい」

Case.08 神宮司治 「8ビートを叩けるようになった時の喜びは大きかった」

Case.09 山葵 「上手いドラマーはみんな口ドラムが上手いんですよ」

Case.10 Tatsuya 「大事なのはイメージ力」

Case.11 松下マサナオ 「自分で気付いて修正していく過程が大切」

Case.12 リアド偉武 「ゆっくりなテンポで頭で理解」

Case.13 Mally 「簡単なことほど難しい」

Case.14 澤村小夜子 「自由さを感じて、すぐにバンドは楽しいと思った」

Case.15 長谷川正法 「スティックを跳ね返らせる感覚を身に付ける」

Case.16 加藤勲 「練習でも演奏でも録音することが大事」

Case.17 ハットリクミコ 「エアドラムでずっと練習してました。」

Case.18 諸石和馬 「ドラムを叩き始めたのは小学生」

Case.19 山本晃紀 「好きな音楽に合わせて楽しく練習するのが一番」

Case.20 むらたたむ 「録音したり動画を撮ったり」

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