Looking Back “Roland Synth 2015” Vol.1

ローランド・シンセサイザー復権の年といっても過言ではない2015年。2016年を迎える前に、今年のトピックスを振り返ってみましょう。




2015年も残りあとわずか・・・。今年はRolandシンセサイザー復権の年であったと言っても過言ではないかと思います。そこで二回にわけて2015年のRolandシンセ関連ニュースを振り返ってみようと思います。今だから言える裏話や、初公開の画像も満載です!

1月1日、謎のRolandシンセサイザーがツイートされる

2015年幕開けと共に、全世界のシンセサイザー・ファンは浅倉大介さんがTwitterに投稿した一枚の写真で騒然となりました。このモデルに関し様々な憶測が流れたのはもちろん、その画像を細かく解析する人まで現れました。今だから言えますが、帰省していた筆者の携帯電話は元旦早朝から鳴り止むことがありませんでした・・・。そして1月後半に行われた楽器業界最大のトレード・ショーであるNAMM SHOWで、このシンセサイザーは『JD-Xi』として正式発表されることになりました。

JD-Xiとは別の、謎のシンセサイザーが・・・。

前述のNAMM SHOWでは、JD-Xi以外にもう一つ大きな話題がありました。『JD-XA』と書かれた、一見するとJD-Xiの上位モデルとも取れる謎の本格派シンセ。NAMM SHOWではその詳細が明かされることはなく、JD-Xiと同じく様々な予測が世界中で行われていました。

NAMM SHOW当日、一部関係者に渡された一枚の画像がこちら

AIRAシリーズにも新顔が!

JD-Xiと同時期に発表となった、MX-1。パフォーマンスを視野に入れつつも、優秀なオーディオ・インターフェース機能やエフェクターなどを備えた非常に便利なツールでもあります。MX-1はその後どんどん進化。対象機種をUSBケーブル一本で接続可能なAIRA LINK、Ableton LIVEコントロール機能など、よりユースフルになってきています。

SYSTEM-1がさらに進化!

AIRAシリーズの中で唯一のキーボード・タイプのシンセサイザーであるSYSTEM-1。バージョンアップで大きく進化し、個性的な波形が六種類も追加されています。六種類の波形追加といってもサンプリング・タイプのシンセではないSYSTEM-1にとっては劇的な変化であり、その新規サウンドもかなり刺激的なものになっています。

とまぁ、2015年前半だけでももの凄い量のニュースと新製品でした。しかし2015年後半はさらに濃い内容になることは、多くのお客様が想像できなかったのではないでしょうか?Looking Back“Roland Synth 2015”Vol.2に続きます

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