【INFO】SYSTEM-8 Ver.1.11 JUNO-106 PLUG-OUT & SYSTEM-1 Type Filter

SYSTEM-8 第三のサウンド・エンジンJUNO-106 PLUG-OUTを含む、Ver.1.11の全貌を公開!

待望のJUNO-106 PLUG OUT、
ついに現る!

SYSTEM-8 Ver.1.11公開

今年の9月に発売して以来、早速多くのミュージシャンに愛用いただいている、SYSTEM-8。情報公開時に予告していた「JUNO-106 PLUG-OUT」を含む、魅力的なバージョンアップ・データがこちらで公開となりました。
2016年最後(?)とスペシャル・ギフトとして急きょリリースが決まったため”即席”ではありますが、早速JUNO-106 PLUG-OUTを試してみました。

第三のサウンド・エンジン、
JUNO-106 PLUG-PUT・・・ロール・アウト!

今回のアップデートで現れる、JUNO-106 PLUG-OUT。そのオシレータ部を見てみると、80年代のRolandシンセの特徴とも言えるPULSEなどは良い意味でリッチすぎない雰囲気。SYSTEM-8やJUPITER-8とも違ったキャラクターになっています。それぞれの機種が持つエンベロープの特徴も相まって、SYSTEM-8やJUPITER-8とは「作り出せる音」に違いが出てきます。FILTER ENVで特徴的な動きになったり、ベロシティを効かせることで面白い音を作れるなど、掘り下げていくと面白いかと思います。思えば、JUPITER-8とJUNO-106の”素の音”をこうやって比較できる環境って中々ありませんよね・・・。

▲アップデート後、JUNO-106ボタンを押すとちゃんと音色が現れます(嬉)!

ソフトウェアでリリースされているものも含め、PLUG OUTではそのサウンドを「ACBテクノロジー」で生み出しているわけですが、ただ単にヴィンテージ・シンセを再現しているわけではありません。例えば、今回のJUNO-106のLFO RATE。つまみを回していくと、オリジナル・モデルよりも更に先の速さまで変化します。他、DCOの波形はPWMとSAWのOn/Offでしたが、JUNO-106 PLUG-OUTはレベル調整が可能です。現代の音楽表現にも対応できるよう、ヴィンテージもアップデートが施されているのです。

▲オリジナルからアップデートが施されたLFO RATE

もちろん、JUNO-106といえば!のCHORUSもしっかり実装。MT、FZがそれぞれCHORUS 1 / CHORUS 2になっています。TONEでノイズの量が調整できるというのも思わず「ニンヤリ」してしまうのではないでしょうか(ヘッドホン推奨!)。
※JUPITER-8、JUNO-106などのPLUG-OUTでは、SYSTEM-8本体に印字されている項目とは違うものがアサインされていることも多いです。こちらからダウンロードできる追補マニュアルをご覧ください。

▲JUNO-106の特徴でもあるCHORUSも忠実に再現

SYSTEM-1のサウンドを再現する、FILTER VARIATION 3

AIRAシリーズの第一弾製品群の一員でもあったSYSTEM-1。実はSYSTEM-8とは「FILTERによる音のキャラクター」が違います。「せっかくFILTERに”VARATION”があるのだから、SYSTEM-1のFILTERも使えたら面白いのでは?」という声があるミュージシャンから寄せられたので、今回思い切って「SYSTEM-1タイプのFILTER」を追加しました。「SYSTEM-8でSYSTEM-1のFILTERが使える」と聞くと「?」という方もいらっしゃると思いますが、元々上位/下位の関係ではなく、それぞれ個性を持つ両機種。サウンド・メイクに新しい幅が広がった、と考えてもらえるといいかもしれません。

▲FILTERのTYPEを「3」にすると、その音が確認できます。

ソフトウェアも続々アップデート、
SYSTEM-8にインストール可能に

既にリリースされているソフトウェア・シンセサイザーも、SYSTEM-8本体で楽しむことができるようになっていきます。既にSH-101ソフトウェアは対応済みなので、お持ちの方はぜひアップデートを! (ダウンロードはこちらから)
空いているPLUG OUT 3のスロットに入れて「フル装備」にしてみてください。

▲SH-101 ソフトウェアも、SYSTEM-8にインストールが可能に!

最新のデジタル・テクノロジーを使うことで魅力的なアップデートを続けるSYSTEM-8。今後の展開にもご期待ください。

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