【INFO】TR-8の拡張キット7X7-TR8に、待望のTR-606サウンドが追加!

TR-8にTR-606のサウンドが追加可能に!ということで、改めてTR-8の魅力をまとめてみました。

Rolandのヴィンテージ・リズムマシン・サウンドを、一台に。

Roland TR-8がさらに進化!

2014年2月の衝撃的な発表から、早2年。全世界で新たな定番リズムマシンとなったTR-8。その魅力はなんと言っても”音”。実は内蔵されているサウンドに留まらず、拡張していけるのをご存知でしょうか?

まずは、おさらい。TR-8とは?

1980年代に発売され、今やダンス・ミュージックのみならず様々な音楽ジャンルで使われているリズムマシン”TR-808”、”TR-909”。中古市場では発売当初の価格を大幅に上回っており、数あるヴィンテージ・マシンの中でも一層希少性の高いものとなっています。TR-808とTR-909のサウンドが出るRolandのリズムマシン。これだけで非常に価値が高いといえるでしょう。

TR-8は、そんなTR-808とTR-909のサウンドを最新のACBテクノロジーで完全再現。当然ですが、ローランドにしかない当時の”仕様書”を元にしているので、再現性も抜群に高いわけです。

TR-707、TR-727にも変身

拡張キット”7X7-TR8”を追加購入してインストールすれば、TR-808やTR-909とは違ったキャラクターの”TR-707”と”TR-727”のサウンドを加えることもできます。TR-707は80年代後半から90年代前半によく聞かれたサウンド。TR-707は、低いピッチで重みを感じさせるキックやスネアなどがその特徴といえるでしょう。TR-727はドラムではなく数々のパーカッションの音を出すマシン。TR-707とセットで使われることも多く、やはり80年代後半から90年代初頭に国内外で多様されました。

新たに追加される、ヴィンテージ。TR-606

そして、その拡張キット7X7-TR8をインストールすることで使用可能なのが、TR-606のサウンド。他のTRシリーズに比べてやや印象は薄いですが、TR-808やTR-909では不可能だった”録音/再生のシームレスなモード切り替え”など、ライブ・パフォーマンスに最適なユーザー・インターフェースを持っていました。実はその操作感はTR-8にもしっかりと活かされています。サウンド面を見てみると「なぜ、そんなに大きいのか?」と誰もが思ったであろうハイハットが特に特徴的です。オープン/クローズを同じステップに入力したときの音色変化も、TR-606ならではの表現だったといえるでしょう。系統的にTR-909よりはTR-808に近く、ヴィンテージの中でも特にその価値が高かった808に手が届かない人が愛用したりもしました。

1980年代から30年以上現役であり続けている、Roland TRシリーズ。その現代版ともいえるTR-8は、数々のヴィンテージ・サウンドを取り込みながら進化を続けているのです。

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