【ARTIST】注目アーティストがAUDIOFLYイヤホンを試してみた。#07 原 昌和 [the band apart]

シーンの前線で活躍するプロミュージシャンに、オーストラリア発のイヤホン/ヘッドホンブランド“Audiofly”のインプッレションを聞くスペシャルインタビュー。第7回目は、オルタナ/ヘヴィメタル/ジャズ/ソウル/ファンクなど、多彩な音楽をクロスオーバーさせながら多幸感溢れるメロディーを描くthe band apartから、ベース&コーラスの原 昌和が登場。the band apartの中ではサウンドをジャッジする役割を担っているという彼に、Audioflyのイヤホンをレビューしてもらった。

注目アーティストがAUDIOFLYイヤホンを試してみた。
#07 原 昌和
[the band apart]

シーンの前線で活躍するプロミュージシャンに、オーストラリア発のイヤホン/ヘッドホンブランド“Audiofly”のインプッレションを聞くスペシャルインタビュー。第7回目は、オルタナ/ヘヴィメタル/ジャズ/ソウル/ファンクなど、多彩な音楽をクロスオーバーさせながら多幸感溢れるメロディーを描くthe band apartから、ベース&コーラスの原 昌和が登場。the band apartの中ではサウンドをジャッジする役割を担っているという彼に、Audioflyのイヤホンをレビューしてもらった。

ちゃんと作り込んだ音楽を剥き出しで聴きたい

ーー 普段はどのような基準でイヤホンを選んでいますか?

– 僕はあまり高いイヤホンを使ったことがないんですよ。いつも使っているのは3~4,000円くらいのイヤホンで、それを選んだのも色が黒いから(笑)。高校生のときは“どうせ同じ金額なら良いものを!”っていう情熱があったけどね。

ーー どのような音質が好みですか?

– 音楽っていう意味では、ものすごく汚いか、ものすごいハイファイか。500万円くらいオーディオにお金をかけてザ・ベンチャーズしか聴かない奴がいるんですけど、ベンチャーズは別に音をウリにしてるバンドじゃないわけで。ベンチャーズの音の悪い部分も感じたいんでしょうね。その気持ちはわからないわけじゃないけど、ベンチャーズを聴くときはコンポとかでゴリゴリにいじってもらった音のほうが気持ちいい。たとえばドナルド・フェイゲン(アメリカ出身のミュージシャン/ソングライター)を聴くなら、彼に対する挑戦なわけじゃないですか。ハイファイなものっていうのはどんどん剥き出しになっていくから、ドナルドが表現したい壁(音)が見えたときに、オーディオマニアは“よし!”ってなるんだろうし。だから、ちゃんと作り込んだ音楽を剥き出しで聴きたいのかなっていう気はしますね。

ーー 自宅でのリスニング環境についてはどうですか?

– いい音で聴こうっていう余裕のある時間が減ったなと思いますね。ゆゆしき事態ですよ。でも、一番ニーズがあるのが聴きやすい音で、迫力がない音なのに迫力を持たせているものが一般的にはウケるんだろうなとは思います。俺はローが強いイヤホンが好きじゃないんですよ。明らかに作っているから。アンプでもイコライザーがついているのがあまり好きじゃなくて、カサカサになるほどじゃなくても低音は絞れるだけ絞ったり、明らかに“これ足してるな”っていう低音は削って聴くことが多いかもしれない。俺にとって一番不愉快な音なんです。ベースやってて何言ってるんだって思うかもしれないけど(笑)。体で感じる部分を、ここ(耳元)で強調されても不自然な感じがするというか。

ーー リスナーがどういう環境で聴いているか、作り手として意識している部分もありますか?

– 最後に音を作る段階でエンジニアがやるんだけど、今はどんなスタジオでも最後にミニコンポに音を通して、小さいスピーカーから音を流して確認したりするでしょ。いろんな環境で聴いたときに誤差がないようにってことなんだろうけど、そういうのは軟派だけどしちゃうのはあるかもね。通例儀式みたいにやっちゃってるけど、そっちに寄せないことのほうが本当はカッコいいんじゃないかと思います。

AF180は一発でいい音だなってわかった

ーー 5モデル(AF120/AF140/AF160/AF180/AF1120)を試してもらいましたが、それぞれどのような印象を受けましたか?

– AF140はローが強い感じかな。AF120のほうが音が分離して聴こえる印象があるね。AF120はエントリーモデルという位置付けらしいけど、AF140よりも好きかもしれない。ローの感じなんだと思うけど。AF160は中音域が特徴的で、オーディオっぽい言い方で表現するとナチュラルな音。こうしてちゃんとしたイヤホンで聴くと、音源自体の音がどれだけいいのかわからなくなってきた(笑)。いい音源っていい機器で聴かないと、悪い音は悪い音のまま再生されるから、もしかしたらこれまで聴いてきたイヤホンっていうのは、それをリカバリーしているというか“誤魔化して”いたものを俺は聴いていたのかもしれない。

ーー AF180はすぐにいい反応を示しましたね。

– AF180はすごいね。明らかにいいよね。一発でいい音だなってわかった。たぶん俺が好きな音なんだと思う。AF1120もAF180と近いものがあると思ったけど、音の分離感はAF180のほうがあったように感じたかな。分離感っていう言葉を一生分使った気がする(笑)。AF180とAF1120だと相当悩みますね。AF1120もかなりいいんじゃないかな。足してない感じがするから、用途としてはエンジニア向けに一番近いんじゃないかなと。

ーー Audioflyを試してみての総評をお願いします。

– モデルによって明らかに違うんだってことはわかりました。曲によっても違うんだろうし、突っ込む音量でたぶん印象も変わるなと。どのくらいの音量で突っ込むのが一番いいのかは、生活の中で試したほうがもっと細かいことがわかるんだろうなっていう気がします。
 そして、いいイヤホンで音楽を聴くと、それでまた社会を憂うっていうね(笑)。何でこんなに音質が無視される社会になってしまったのかって。音楽に携わっている人間としては、すげぇ方向に向かっているなという感じはしますけどね。だけど、てめえも抗えないっていう。行商人みたいにCDを持って歩くわけにもいかないんでね。これは最高の音楽だな!って思うからこそ、オーディオ環境を整えて聴くってことを大事にすべきだと思う。

Featured Products

AF-1120

BA (バランスド・アーマチュア) ドライバーを左右各6 基(合計12 基)搭載、独自のクロスオーバーフィルタリングで接続することで、Audiofly のインイヤーモニターの特長である、長時間の使用においても疲労を感じさせないというポイントを継承しています。

AF-1120

AF-180

AF180はバランスドアーマチュアドライバーを4基搭載。シリーズ最高峰の解像度を誇り、幅広いレンジの音像をクリアかつ忠実に再現。Mixやライブにおける頼れるモニターとして、ミュージシャンを強力にサポートします。

AF-180

AF-160

AF160はバランスドアーマチュアドライバーを3基搭載。幅広いレンジの音像をクリアかつ忠実に再現。Mixやライブにおける頼れるモニターとして、ミュージシャンを強力にサポートします。

AF-160

AF-140

AF140はバランスドアーマチュアドライバー2基と9mmダイナミックドライバー1基を搭載したハイブリッドイヤモニター。低音ではパワーをしっかり出しつつ、バランスのとれたクリアな音像を実現したイヤモニターです。

AF-140

AF-120

AF120はバランスドアーマチュアドライバー1基と9mmダイナミックドライバー1基を搭載したハイブリッドイヤモニター。2種類の異なるドライバーをクロスオーバーさせることで、優れた解像度を実現、手頃な価格でモニターとして使える製品に仕上げました。

AF-120

PROFILE

ザ・バンド・アパート/98年結成。メンバーは、荒井岳史(Vo,Gt)、川崎亘一(Gt)、原昌和(Ba,Cho)、木暮栄一(Dr)。16年よりアコースティックバンドセット“the band apart(naked)”としても始動。音楽性をより深化させたアプローチで、精力的なライブ活動を行っている。4月からは、結成20周年を記念したワンマンツアー「20周年記念リクエストツアー」を開催。

RELEASE

the band apart
8th FULL ALBUM
Memories to Go
ASIAN GOTHIC LABEL
2017年7月19日リリース

        

the band apart(naked)
2nd ALBUM
“2”
¥2,100+税
ASIAN GOTHIC LABEL
2017年12月20日リリース

LIVE SCHEDULE

the band apart
(naked)“2” release live
「SMOOTH LIKE BUTTER TOUR」

2月2日(金) ビルボードライブ大阪
2月3日(土) 名古屋ブルーノート
2月9日(金) ビルボードライブ東京

the band apart
「20周年記念リクエストツアー」

4月1日(日) 仙台クラブジャンクボックス
4月8日(日) 新潟ゴールデンピッグスレッドステージ
4月12日(木) 札幌サウンドラブモール
4月21日(土) 大阪ビッグキャット
4月22日(日) 岡山YEBISU YA PRO
4月24日(火) 名古屋クアトロ
5月11日(金) 香川ダイム
5月18日(金) 福岡ビートステーション
5月27日(日) 新木場スタジオコースト

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