【レポート】Crossfaith 第一回世界遺産巡業特別公演 -日光の編-

Crossfaithの新たなる挑戦状、「世界遺産ライブ」を支えた数々のRoland機材を、アーティストによるコメントを交えて紹介。ここでしか見れない貴重なショットも満載!

CROSSFAITH
live in Nikko

日光山 輪王寺。国の史跡に指定され、世界遺産としても登録されている寺院。奈良時代に建てられた後、江戸時代には徳川家と関わりが深いことでも知られている。そんな由緒正しき世界遺産で、今や日本を代表するバンドになりつつあるCrossfaithが単独公演を行った。世界遺産巡業特別公演と題し、世界各国の遺産を前に迫力あるステージが展開される。その第一弾の舞台が輪王寺なのだ。

World Standard

Crossfaith、彼らの活動拠点は今や日本にとどまらない。その圧倒的な存在感とパフォーマンス性により、ヨーロッパ各地で行われるフェスでは常連と言っても過言ではなく、さらに2013年にはアメリカ進出も果たしている。
そんな国内外様々なステージを席巻している彼らが選んだ次なるステージは・・・何と「世界遺産」。その歴史的瞬間の様子は既に多くのメディアで取り上げられているため、既に堪能した人も多いだろう。そこRoland BLOGでは、このステージの”楽器”にスポットを当てたレポートをお届けする。

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REVIEW 01
TERU

Teru (Program / Vision)によるDJブースの機材レビューをお届け。

JD-XA

Rolandの歴史を踏襲した、新世代の怪物ともいえるJD-XAを今回初めて導入。準備期間があまりなかったのと、JD-XAのポテンシャルが底なしだったので、今回のライブではAstral Heavenのピアノのように主にMIDI鍵盤として使用しました。時間をかけて、ゆっくりJD-XAを触り倒してみようと思ってます。当日は雨が降ったり止んだり。機材面でもちょっとヒヤッとしましたが、小雨の仁王門をバックに妖艶に光るJD-XAのライトアップした姿は美しかったですね。今回のステージには、バッチリ合っていたと思います。

SP-404

MCや楽曲同士をスムーズに繋ぐためのSE演奏用に使用しています。ノイズやインパクト音など、FXの再生にも使っていますね。とてもフレキシブルな演奏ができるので、ライブ用途、特に普通の楽器だけではカバーしきれない場面には最適です。

SPD-SX

スティックを使って叩くタイプのサンプラー、とも言えるSPD-SXは、今回2台用意しました。ひとつはSUB DROP(ライブ中に出す「ドゥーン!」という低音)だけに使用しています。贅沢ですね(笑)。もう一台は専用スタンドのPDS-10を使用し直立させ、歪んだキックとスネア、パーカッションをインポートしRaise Your Voice、Xenoなど、ニュー・アルバムに収録した新しい楽曲でスティックを使って演奏しています。

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REVIEW 02
TATSUYA

そして、日本の史跡にふさわしい演奏となった「和太鼓ソロ」が大きな話題となったTatsuya(Drums)によるレビュー。特にエレクトロニック・ドラムにフォーカスしたコメントを頂けた。ちなみに、ここで解説いただいたハイブリッド・サウンドはライブのみならず、レコーディングの現場でも大活躍しているとのことだ。

TD-30 / RT-10K

今回使用したのは、RolandのV-Drums TD-30の音源モジュール部分と、キックトリガー RT-10K。音源モジュールの中でバンドに合ったハイブリッドなキックサウンドを作り、そしてそれを演奏する生のキックドラムで鳴らせる様にRT-10Kのキックトリガーを装着しました。

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Zeno 彼らが2015年9月にリリースしたニュー・アルバム「XENO」。新たな試みによって生み出された激しくも機械のように正確に刻まれるビート。日本人の感性を超越したメロディアスなリフ。そしてエモーショナルなヴォイスがうまく融合され、非常に聴き応えのある仕上がりとなっている。彼らのサウンドに触れたことのない人も、この機会にぜひこの新譜を手に取って頂きたい。

Roland BLOGでは、今後もCrossfaithに関する様々な話題を提供していきます。ご期待ください。
Crossfaith Official WEB:http://www.crossfaith.jp/

Off Shots

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JD-XA

b_product_jdxa“Analog/Digital Crossover Synthesizer”
JD-XAは、アナログ・シンセならではの音の質感と、デジタル・シンセが持つ多用途性を一台に凝縮したシンセサイザー。JD-XAのために新規開発した4つのアナログ・パートは、フィルターやアンプに至るまで、すべてがアナログ回路によるサウンド。4つのデジタル・パートにはSuperNATURALシンセ・エンジンを採用。煌びやかなPCMサウンドやSuperSaw波形による分厚いサウンドなど、デジタル・シンセならではのサウンドを提供します。そしてアナログとデジタル、この二つのエンジンはサウンド・クリエイターの発想に応えるフレキシブルなルーティングを実現し、縦横無尽な音作りを可能にします。

JD-XA 製品詳細

TD-30

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“Drum Sound Module”
楽器の振る舞いまでも再現する、ローランド独自のBehavior Modeling Technology。この技術から生まれたSuperNATURALの濃密な表現力が、Vドラムを次のステージへと押し上げます――。TD-30は、ローランドの最先端技術を結集して生まれたVドラム音源のフラッグシップ・モデル。新開発の「V-Drums SuperNATURALサウンド・エンジン」を搭載、USB MIDI機能、ソング・プレーヤー機能など電子ドラムの活用の幅を広げる基本性能も強化。またアンビエンス専用フェーダーの搭載、視認性の高いディスプレイの採用など、使いやすさの面でも徹底的にブラッシュ・アップ。ドラマーのシビアな要求にも万全の対応力を発揮し、ライブで、レコーディングで、自然かつ表現力豊かなドラミングが実現します。

TD-30 製品詳細

SP-404SX

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“コンパクト・サンプラーの世界標準。”
SP-404SXは、12個のパッドと3つのつまみによる直感的なプレイが可能なコンパクト・サンプラー。打感を追求した自照式のパッドは暗いDJブースでも優れた視認性を実現。最大合計120種類(12サンプル×10バンク)のサンプルをアサイン可能。ループやワンショットを組み合わせて、多彩なセッティングが実現します。また、滑りにくいラバー・コーティングのコントロールつまみにより、正確なエフェクト・コントロールを実現します。

SP-404SX 製品詳細

SPD-SX

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“Sampling Pad”
世界中のドラマー/ パーカッショニストに支持されるローランドのサンプリング・パッドが、パフォーマンス性能をさらに磨き上げ、生まれ変わりました。軽量&コンパクトなボディに、プロ・クオリティの演奏性、サンプリング機能を凝縮。ドラミングに新たな可能性をもたらす強力なパーカッション・パッドとして、またバンドの表現領域を広げるライブ用サンプラーとしてなど、幅広い音楽シーンで活躍。卓越したパフォーマンス性能を発揮します。

SPD-SX 製品詳細

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