こんにちは。ローランドお客様相談センターの WEB担当がお送りするローランド・ブログ「サポートカテゴリー」です。
今回は、ローランドで販売しているちょっと小さな楽器用アンプについて、代表的な製品の特長をご紹介いたします。
様々なシーン、用途でお使いいただけますので、ぜひご覧ください!!
ギタリストやベーシストの方々には「楽器用のアンプ」はおなじみだと思いますが、それ以外の楽器を使われている方の中には「楽器用のアンプって何?」と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ローランド/ボスでは、ギター用、ベース用のほかにも、キーボード(シンセサイザー)用、アコースティック・ギター用、Vドラム用など、様々な楽器用アンプをご用意しています。それぞれの楽器の特性に合わせた設計になっていますが、それに加えて「どういったときに楽器用アンプを使うのか?」を重視して開発・設計をしております。
と言うことで、「ご家庭でもお使いいただける小さな楽器用アンプ~用途別のご提案」を始めましょう。
キーボーディストにお勧めしたいのは、キーボード・アンプの KC シリーズ。その中から、シリーズ最小の「KC-220」をご紹介します。
キーボード/シンセサイザーは「ギターの音でもドラムの音でも、何でも出せる!」のが特徴です。ですから、キーボード/シンセサイザー用の KC シリーズは「低域から高域まで、広い音域に対応している」のが特徴です。
中でも、KC-220 は持ち運びに便利なコンパクト・サイズで、さらに電池駆動にも対応しているので、場所を選ばずどこでもすぐに使えます。
さらに、このサイズで「ステレオ再生」(アルカリ電池使用時10W+10W)ができてミキサー機能も内蔵しているので、以下のように色々な用途でご使用いただけます。
・オケを流しながらキーボードの練習
・リスニング用の BGM 再生 etc…
KC-220 のスペックはこちらをご覧ください。
ギタリストにお勧めしたいのは、ギター・アンプの定番 KATANA シリーズ。ギタリストの要求を隅々まで知り尽くした BOSS がお贈りするギター・アンプです。その中でも「ご家庭でもお使いいただける小さな KATANA」が、KATANA-AIR です(アルカリ電池使用時 10W+10W)。
KATANA-AIR の何が良いかって、もちろんサウンドはすごくオススメですが、もっとすごいのが「完全ワイヤレス」なところ。電池駆動ができるので「コンセントにつながなくてもいい」、ワイヤレス・レシーバーを内蔵していてトランスミッターが付属しているので「ギターにシールドをつながなくてもいい」。うん、最高。
内蔵エフェクトが充実しているので「エフェクターをつながなくても音がいい」、さらに Bluetooth レシーバーを内蔵しているので、スマホなどでオケを再生するときでも「ケーブルを接続しなくてもいい」と、お手軽づくめのアンプなんです♪
ギターを弾いてる人なら当然自宅でギターを弾きますよね。練習するぞ!ってときもあれば、何となくギター持って弾き始めちゃうときとか……。問題なのはこれからの季節。「リビングのこたつに入ったままギターを弾きたい」。そんな時でも KATANA-AIR があれば大丈夫ですよ!!
KATANA-AIR のスペックはこちらをご覧ください。
みんなの前で演奏したいミュージシャンにお勧めなのは、CUBE Street。
この CUBE Street、ストリート・ライブ・パフォーマーの足元によく転がっています。“CUBE”ってロゴが全面に押し出されているので、ローランドのアンプだと気づかれにくいのですが、正真正銘ローランドが出しています。
軽くて持ち運びにも便利とか、電池駆動とか、ストリート・ライブ向けな特徴がありますが、何よりも注目していただきたいのがこのカタチ。
そうです、ライブ・ハウスのステージの、ボーカルさんの足下に転がっているモニター・スピーカーと同じカタチなんです。なので CUBE Street を床に置いてその前に立つと……、盛り上がった気分になれます♪ え?私だけですか?
話を元に戻しますね。一般的なアンプ/スピーカーは、聴く人の頭の高さに設置するのがオススメです。これは一般的なスピーカーは水平面を中心に音を出すからなんです。ところがこの CUBE Street はスピーカーが斜め上を向いているので、「床に置くと、立って聴いている人にはちょうどいい」ことになるんですね。へ~、知らなかった。というわけで、エアロフォンの音を大きな音で鳴らしたいアナタ、CUBE Street がオススメですよ!
CUBE Street は 2.5W+2.5W のステレオ出力。詳しいスペックはこちらをご覧ください。
ハイパワー・モデルの「CUBE Street EX」もございます。
「アコースティック・ギターって、アンプがなくても音が出ますよね?なんでアンプが要るんですか?」
お恥ずかしい話ですが、「AC-33」を初めて見たときの私の感想です。えぇ、今はもう大丈夫です、ちゃんと説明できます。「人気があるアコースティック・ギタリストだとギターだけの音量では足りないから」ですよね!
というわけで、アコースティック・ギタリストには AC シリーズがオススメ。
その中から、電池駆動も可能な「AC-33」をご紹介します。(アルカリ電池使用時 10W+10W)
アコースティック・ギターの音を一般的なアンプに通したときに問題になるのが「フィードバック」(ハウリング)。イコライザーを使えば「フィードバック」を防止できますが、ギターの音が変わってしまうとか設定が難しいとか様々な懸念点があるんですって。
そんなときに便利なのが AC-33 に内蔵されているアンチ・フィードバック機能。そうです。AC-33 なら、安心して大音量が出せるんです!!
AC-33 はエフェクターも内蔵していますので、いつもよりも「ゴージャスな音」にすることもできちゃいます。JC-120 でおなじみの「空間合成コーラス」も搭載しているんです。ご自宅でもお使いいただけるコンパクト・サイズ&電池駆動も可能で、セッティングも手軽です。
AC-33 のスペックはこちらをご覧ください。
楽器や用途に適したアンプがあるのは分かったのですが、ちょっとした疑問も出てきてしまいまった方もいるのではないでしょうか。そんなあなたの疑問にお答えするべく、お客様相談センターに寄せられたお問い合わせを少しご紹介いたします。
Q:ステレオ・タイプのアンプはスピーカーが 2系統搭載しているから音質が良くなるのですか?
A:ステレオ仕様のアンプは、楽器の音の“定位”を左右のスピーカーそれぞれから再現できることがメリットであり、直接的に音質の良さに関わるものではございません。シンセサイザーをはじめ、電子ピアノやオルガン、リズム・マシンなどは一般的にステレオでサンプリングされていることが多いので、サンプリングされた広がりのある音を左右のスピーカーから出力できるんです。せっかくシンセサイザーが L/R 出力なのにモノラルのアンプに接続してしまうと、音が中央にまとまって臨場感がなくなってしまいます。やっぱりステレオ音色は臨場感のあるステレオで出力するのが気持ち良いですね。そして、ステレオと言えば、左右異なる音を鳴らすことができるのも特徴の一つ。例えば左からはエフェクトがかかった音、右からはエフェクトをかけていないドライ音を鳴らすということなんかもできてしまいます。
Q:ワット数が記載されていますが、自宅で使用するにはどのくらいのワット数が適していますか?
A:ご自宅用であれば、大きくても定格出力が 40 W 以下でご検討いただくのがよろしいかと思います。出力ワット数と音量が単純に比例するわけではないものの、出力ワット数が大き目のアンプ内蔵スピーカーで音量を調節する方が、ワット数の小さなもので最大音量を出すよりも調節しやすく、また状況に応じて可変できる幅が大きくなります。
楽器用のアンプが一つあるだけで、上記の内容をご参考いただき、アナタにあったアンプを見つけてみてくださいね☆
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