こんにちは。ローランドお客様相談センターの WEB担当がお送りするローランド・ブログ「サポートカテゴリー」です。
今回は、今話題のワイヤレス製品「WL-20」をシンセサイザーに接続する方法を、覚えておきたいポイントとあわせて「Q&A 活用ストーリー」としてお送りいたします。ぜひご覧ください!!
~ まさか、シンセサイザーもワイヤレス!? ~
窓を開けたら、カーテンが涼しげに揺れる。秋を感じさせる風がそよそよと入り、なんて気持ちがいいことでしょっ♪
さて、今日も一日お仕事頑張ろう!!
私:「お待たせいたしました。ローランドお客様相談センター 担当の Q&A 子でございます。」
お客様:「ワイヤレス・システムの WL-20L の購入を検討しているんですが、シンセサイザーでも使えます? ギターでもシンセサイザーでもワイヤレスで使えると便利なんだけどなー。」
私:「ご安心ください!! WL-20L はギターだけでなく、シンセサイザーやエアロフォン、ショルダー・キーボードでもお使いいただけます。ただ、ピアノ、木琴などのダイナミクスの強い音色では、鍵域によって音が歪むため、音量を大きくすることができない場合があります。そのため、音が歪まないようにボリュームを調整してお使いくださいね。」
お客様:「そうなんだー。よかったー、ありがとう!!」
私:「いえいえ、とんでもないです。また何かご不明な点などありましたらお気軽にお問い合わせください♪」
ワイヤレス・システムの WL シリーズ(WL-20、WL-20L、WL-50)、最近本当に注目されてるなぁ~。 Q&A の閲覧数もお問い合わせも常に上位にランクインしてるしっ!!
・WL-20、WL-20L の Q&A
・WL-50 の Q&A
・WL-T(トランスミッター)の Q&A
今は音楽を聞くにしてもヘッドホンやイヤホンがワイヤレスでケーブルの煩わしさがなくなって便利な時代。イヤホンってどうしてもケーブルがこんがらがっちゃうんだよね。何度ほどいたことか。。。楽器もワイヤレスで接続できたら、自由に動き回って演奏できるし、設置場所も自由だし便利だなぁ!!
よしっ、どんな製品に WL シリーズが接続できるのか、お客様の立場に立って試してみよっと♪
WL シリーズを使うなら、やっぱり“完全なワイヤレス”環境を実現したい。ケーブル、なーんにも繋ぎません!!
それには【電池駆動で動作する楽器とアンプ(スピーカー)】が必要だなっ!!!
色々あって迷うけど、今回は Aerohone AE-10 と JUNO-DS、GO:KEYS を使ってみよう。
WL シリーズは 3機種あるけど、どれを使ったら良いんだろう…
WL-50 は主にペダルボード用だから、WL-20 か WL-20L かな?
あ、Q&A :「WL-20 と WL-20L の違いはどこですか。」に書いてあった!!
シンセサイザーやエアロフォン、ショルダー・キーボードなどの LINE レベル(ロー・インピーダンス出力)の機器で使う場合は「WL-20L」ねっ♪
【 ポイント 1 : シンセサイザー等の楽器では WL-20L を使う 】
よしっ、まずは「Aerohone AE-10」と「WL-20L」を繋いでみよう!!
1. トランスミッター(送信機:WL-T)をレシーバー(受信機:WL-20L)の TRANSMITTER 端子に挿し、ワイヤレス設定をする。
挿して約 10秒ほど歌を歌いながら待つだけで自動的に双方のワイヤレス設定が完了しちゃうんだぁ!!便利~
2. トランスミッターを AE-10 の PHONES/OUTPUT 端子に挿す。
3. レシーバーをアンプ(今回は CUBE Street を使用)のライン入力端子(CUBE Street の場合は MIC/LINE CHANNEL の INPUT 端子)に挿す。
【余談】CUBE Street や CUBE Street EX は電池駆動ができるから、路上ライブでも多く使用されているのを見て嬉しくなるんだよねっ☆
4. AE-10 とアンプの電源を入れ、双方の VOLUME を上げる。
♪ ミ ミ ミ ラ ファ♯ ミ ファ♯ ファ♯♪
わぁー!!アンプから鳴ってる~。これなら歩き回りながらでも、踊りながらでも演奏できちゃう。
お局の夢、ステージの花道を歩きながら AE-10 を演奏したってへっちゃらだね♪
※ どの程度の距離を離れて使用できるかは、Q&A に記載していますのでご覧ください。
むむむ。少し音が歪んでる気がする….
そっか!! さっきお客様に案内していた Q&A にも書いてあるけど、ギターやベース以外の機器にトランスミッターを挿す場合、音量が大きいと音が歪む可能性があるんだった!!
シンセサイザーなどに接続する場合は、ボリューム調整が最も重要なんだなっ。音が歪まない程度に楽器やアンプの音量を調整しなきゃ☆
【 ポイント 2 : 音量調整が重要 】
次は、JUNO-DS に接続してみよう♪
JUNO-DS の出力端子は OUTPUT の「L(MONO)」と「R」端子、PHONES 端子があるけど、どこにトランスミッターを挿すんだろう….
確か、前にお局が言ってたなぁ。
お局のミニ豆知識 1:「WL-20L をはじめとする WL シリーズは、ギターやベースに接続することを主な目的として設計しているため、“モノラル”タイプの製品なのよ。」
Q&A にも書いてあった。ということは、ステレオの PHONES 端子ではないから…「R」端子に挿してみよう。
あれ?? JUNO-DS の左チャンネルからはピアノの音、右チャンネルからはバイオリンの音を出していたのに、バイオリンの音しか聞こえない….
そっか!! モノラルのトランスミッターを「R」端子に接続したら右チャンネルの音しか出ないんだった。
ということは、「L(MONO)」端子にトランスミッターを挿せばいいんだ♪
お局のミニ豆知識 2:「その通~り。JUNO-DS の出力端子のように“L(MONO)”端子がある場合は、L(MONO)側にトランスミッターを挿して R 側に何も接続しなければ、左チャンネルと右チャンネル(L と R)がミックスされた音が“L(MONO)”端子から出るのよ。覚えておいて!!」
電子アコーディオンの FR シリーズなら、「L/MONO(TREBLE)」側ってことだ!!
【 ポイント 3 : 出力端子が「L(MONO)」と「R」の場合は、「L(MONO)」側へ 】
うんうん♪ ワイヤレス接続したアンプからピアノの音もバイオリンの音も鳴ってる!!
※ WL-20L のステレオ対応については Q&A:「WL-20L はステレオに対応していますか。」をご覧ください。
今度は、赤くて可愛い「GO:KEYS」で使ってみよう♪…
あれ?? 出力端子の形が違うけど、どこに挿したらいいんだろ。まさか、使えない!?
あ、そんな時こそお局がよく言う「魔法の変換プラグ」の出番だ!!
お局のミニ豆知識 3:「GO:KEYS や GO:PIANO の PHONES/OUTPUT 端子のように“ステレオ・ミニ”タイプの出力端子である場合は、以下の画像のように「オス側:TRS ミニ(STEREO)— メス側が TRS 標準(STEREO)」の変換プラグを使うことで WL-20L が使えるのよ!!」
※ この場合、GO:KEYS の左チャンネルの音のみワイヤレス送信されます。
つまり、“ステレオ・ミニ”タイプの出力端子をもつ Aerohone GO でも WL-20L を使ってワイヤレス環境が実現できるんだ☆
【 ポイント 4 : ミニ・タイプの端子には魔法の変換プラグ 】
GO:KEYS も Aerohone GO もワイヤレスで鳴らせるなんて、楽しすぎてワクワクしちゃう♪
アナタの愛用している楽器たちも WL シリーズでストレスフリーなワイヤレス環境に接続できちゃうかもしれません♪ぜひ、お試しください!!
お客様相談センターが配信しているメールマガジン「サポート・ニュース」では、お客様とのコミュニケーションやサポート・ニュースならではの情報などを、公開情報の更新時にあわせて配信しておりますので、ぜひユーザー登録(Backstage)の「メールニュース配信」にて「サポート・ニュース」をご登録ください☆