Roland BLOG -SUPPORT CATEGORY-
こんにちは。ローランドお客様相談センターの WEB担当がお送りするローランド・ブログ「
今回は、大変多くの方にご愛用いただいている Aerophone AE-10 について、お客様相談センターの主であり、エアロフォンマスターである“お局”が再びあなたのお悩みを解決いたします!!
社内からも問い合わせを受ける程エアロフォンづくしの日々を送っているお局が、これだけは知っておいて損はさせない!!と思うポイントを抑えて「お局の豆知識」としてお送りいたします。
エアロフォンに関するお悩みをお持ちの方、すでにお使いいただいている方、ちょっとでも興味を持っていただけた方、必見です!!
お局の秘密 Part 2:実は片付けが苦手。
~ Aerophone AE-10 の知られざる真実 ~
「え?なんか短い音になっちゃった?トーンは?あー、ヴァイオリンね~。サム・コントローラー触らなかった?そう、親指の。もう一回押してみて、どう?OKね。」
よかったよかった。
あ、どうも。再びお局です。エアロフォンのお問い合わせで、社内の人間と電話してたんです。わかりづらいんですよね、この仕様。
皆さん、サム・コントローラー使ってますか?エアロフォンのサム・コントローラーでは、いろんなことができるんですが、ヴァイオリンやチェロのトーンだと、“ピチカート (ピッツィカート?)”の音になるんです。ただ残念なことに、うまく吹かないとピチカートの音だってことがわかりづらいのよね~。そのせいで、「壊れちゃった!」「音がおかしい!」って思われちゃうことも多いの。
どんな音になるかって?「ポン ポン ポン・・」って、こんな感じの小さい音になっちゃった経験があったら、サム・コントローラーかもね・・。 サム=thumb 親指のことよ!
でもちょっと待って!その音、本当のピチカートの表現ができていないかも!以下のサポート動画で、ピチカートが正しく表現できていないときの音と、本当はこんな風に音が出せるのよっていうのを紹介しているから、是非見て聞いてみて。
エアロフォンのトーン・リスト をご覧いただくと、サム・コントローラー以外にもどんなものにどんな機能が割り当てられているかが確認できるので、見てみてくださいね。
あら、また電話!ちょっと失礼。
「はい!エアロフォンですね?はい・・運指を変えても音が変わらない、もしかして右手側のサイド・キーを押さえちゃってるんじゃないかな~。そうそう○○○△△△×××・・・」
実は、お子様や手が小さめの方、サックスを初めてチャレンジされる方からよくご質問をいただくんです。演奏しやすいポジションに慣れるまでは、押しちゃうんですよ!横のやつ!
私、キャリアは長く態度も大きいですが、手は小さいんです。だから、皆さんのお気持ち、よ~~っくわかります。もし、サイド・キーはほとんど使わないから何とかして!という方がいらっしゃったら、是非聞いてください。
無視できるんです。サイド・キー。
エアロフォンのバージョンが Ver.2.00 以上になっている場合、新しく追加された“ リコーダー運指 ”が選べます。リコーダー、懐かしいわ~。エーデルワイス吹いたわ~。この運指を選ぶと、リコーダーと同じ運指で演奏することができ、うっかりサイド・キーに触れてしまっても大丈夫なんです。サイド・キーうっかり押しちゃう問題でお悩みの皆さん、是非お試しください。
あ・・また電話・・。本当に何度もごめんなさい。ちょっと失礼…
「はい。(・・またエアロフォン・・)はい、えーっと、マウスピース内部に溜まった水分は、水分ってあれね、息に含まれる蒸気とか口から出るあれとか、あれは、中のチューブを通って、ウォータードレインから出るから大丈夫。ただ、口の端とかから垂れちゃったりすることが・・ね。そうすると、外側を伝って垂れてっちゃうから、そんなときは・・
はい!!マウスピースバンド~。(お局三次元ポケットより取り出し)
え、知らないの?『テレレレッテレー』って。まあいいわ。とにかく、マウスピースバンドは必ずつけてもらってくださいね。大丈夫です、中には入っていかないから。はーい。よろしくー。」
何度もごめんなさい。エアロフォンはローランドにとっても初の試みだから、社内でもサポートを求められちゃって、私もモテモテ気分♪正直、嫌な気はしないわね・・。とにかく、みなさんもマウスピースバンドは必ず付けて吹いてくださいね。
そうそう、最後まで読んでくださったあなたに、とっておきを教えちゃう。
音程、下がったことありません?
エアロフォンのマウスピースにはリードがついていますよね。このリードは、中の“ バイト・バー ”という金属の棒の動きをコントロールするのに一役買ってるんです。このバイト・バーでは、ピッチ(音程)をコントロールできるの。
トーンによっては、リード部分をくわえたり放したりすることでピッチを上下させることができるんだけど、これを素早くやると!そう!ビブラートがかかるんですね~。
これは、アコースティックのサックスのビブラートを忠実に再現したものなんだけど、ちょっとコツが要るのよね・・。中のセンサーがすごくセンサい(繊細)だから、マウスピースは必ずきっちりかっちり奥まで挿しこんでね。アコースティックのサックスみたいに、マウスピース(ネック)の挿し込み合でチューニングしないから、必ず奥まで挿しこむこと!OK?
それじゃ、実際アコースティックのサックスではどんなふうにビブラートをかけるか、エアロフォンではどんなふうにするか、比較できるようなサポート動画を作ったから是非見てみて!
もし、口元でビブラートを細かくコントロールしたい!っていうチャレンジャーがいたら、是非コツをつかんでいい感じにビブラート効かせて!
普通にビブラートかかればいいよ、という方は、不用意にピッチが下がっちゃうのを防ぐために、[MENU] の「BiteCtrl」を“ OFF ”にしてお試しくださいね。OFF にすると、自動でいい感じのビブラートがかかるわよ。これからも、エアロフォンの旬ネタが集まったら、皆様に報告するわね。お楽しみに♪
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