演奏者から見てセット左側に、Vドラム音源TD-30とバー・トリガー・パッドBT-1をセット。高い位置にセッティングされた2つのBT-1は、演奏しながらTD-30のキット音色を瞬時に切り替えるために使用している。
タムの上に取り付けられたBT-1は、おもにエレドラ風のタム・サウンドとして使用して いる。
キックにはアコースティック・ドラム・トリガーRT-10K、スネア、タムにはスネア用のRT-10Sを使用。RT-10Sを使用することで、ヘッド・ショットとリム・ショットで別の音色をトリガーして鳴らすことができる。
キック・トリガー・ユニットKD-7を右足用と左足用に2つ使用。KD-7はコンパクトなため、キック・ペダルやハイハット・ペダルの横にもセットできる。
SPD-SXをマーチング用キャリアに取り付け、肩から掛けてプレイ。演奏しながら客席に降りていくというパフォーマンスを披露していた。SPD-SXにはTRIXのレコーディングで使用したドラムのサンプル音がインポートされている。BT-1はライド・シンバル音色の演奏用。
V-Drumsをはじめて叩いた時、とにかく完成度の高いエレドラだと感じました。TRIXのツアーでエレドラを駆使したドラム・ソロをしたかったので、音源モジュール TD-30、バー・トリガー・パッド BT-1、ドラム・トリガー RT-10シリーズを使って生ドラムとV-Drumsのハイブリッド・セットにしました。
私のドラム・セットはとにかくスペースがないので、隙間を活用できるパッドを探していたらBT-1を見つけました。『これだっ!!』と思い、それ以来パッド類はすべてBT-1に。パッドのタッチがとてもよく、強く叩いても手がまったく痛くならないのにビックリしましたね。また、アコースティック・ドラム・トリガー RT-10シリーズはTD-30と合わせて使うことで、信じられないほど感度がよく、完璧に動作するので、快適な演奏ができました。
音源モジュールのTD-30は、即戦力なサウンドがたくさん入っています。しかも操作が簡単なので、2~3日でひと通りの使い方をマスターできましたよ! 機能面では、特にアンビエンスが威力を発揮しています。生ドラムの音とエレドラの音はブレンドしにくいと思っていたのですが、アンビエンスを適度にミックスすることで完璧にブレンドさせることができました。
今後は内蔵のシンセ音色を駆使してみたいですね。今回のドラム・ソロではインド音階のプリセットを使ってDVD収録したのですが、今後はさらに音楽的にV-Drumsの使い方を探って、ドラムの可能性を追求したいです!!
・Drum Sound Module [TD-30]・Kick Trigger Unit [KD-7]・Bar Trigger Pad[BT-1]・Accoustic Drum Trigger [RT-10S]・Accoustic Drum Trigger [RT-10K]・Sampling Pad [SPD-SX]・Trigger MIDI Converter [TMC-6](販売完了)