こんにちは。ローランドお客様相談センターの WEB担当がお送りするローランド・ブログ「サポートカテゴリー」です。
今回は、2018年 9月の発表から、今もなお大好評のボイス・トランスフォーマー「VT-4」の魅力とこれまでほとんど気づかれていなかった機能の紹介、ご利用いただく上での注意点について、お客様相談センターならではの視点でお届けいたします。ぜひご覧ください!!
VT-4 は人の声を変化させることに特化したエフェクターです。
例えば、VT-4 を使うとおじさんの声を、可愛い女性の声に変えたりすることができる製品です☆
VT-4 は発表と同時に「VTuber」と呼ばれる方々から大注目を浴びました!! VTuber とは、CG やイラストのキャラクターを画面に登場させてお話をする YouTuber のことで、CG やイラストのキャラクターに合うように、地声を VT-4 で変化させて配信をする方もいらっしゃるんです。まさに、バーチャル美少女受肉おじさん“「バ美肉おじさん」”で有名な VTuber「魔王マグロナ」さんも VT-4 ユーザーであり、VT-3 との違いを含め、実際に VT-4 を使用して感じた素直な気持ちをレビュー記事で掲載してくれているんです!!
魔王マグロナの「VT-4」徹底レビュー!本日解禁の新機能に見た“本領発揮”とは?(2018年11月16日公開)
また、お客様相談センターに寄せられるお問い合わせでは、「ボイスチャット」と呼ばれる音声通話アプリで主にゲームで声を変えたり、アニソンをオリジナルのキーで歌ったり、ジェンダーチェンジして歌ったりする方が多いようです。
他にも、男性の低い声が聞きとりづらいタクシードライバーがお客様と会話をするためにVT-4 を使って高い声に変換したり、防犯用に声を変えるためにご愛用いただいているケースもあるようです。
魅力がありすぎて語り出したら止まりませんが、今回は特にお伝えしたいイチオシの魅力を紹介いたします!!
1. 遅延がほぼ無い
音楽ではシビアな問題となる音の遅延。ソフトウェアのエフェクターでは使い勝手が悪くなるほどの遅延がありますが、VT-4 はその遅延が“ない”と言っても過言ではありません!!遅延を感じさせない程、話しやすく、歌いやすいボイスチェンジャーなんです!! 配信などのリアルタイムでの活用は本当にお勧めです☆
2. 複数のエフェクトを使ってあなただけの声を
ボタン 1 つでエフェクトの ON/OFF ができ、複数のエフェクトを同時に使用することができるのが VT-4。「ROBOT」「MEGAPHONE」「VOCODER」「HARMONY」「REVERB」の 5つのエフェクト・タイプを自由に組み合わせてあなただけのオリジナルの声を作り出せちゃいます。心に秘めていた裏の顔も持てるかも!?
3. USB(AUDIO/MIDI)インターフェース機能搭載
VT-4 を PC とつないで、「DRY:マイクからの生音」、「WET:チェンジ後の音声」、「MIX:VT-4 上で再生されているすべての音」を PC に送り返すことができます。場面に合わせて様々な演出ができちゃいますよ。詳しくは こちら をご参照ください。
4. 電池駆動で利用シーン拡大
単三電池による動作が可能であるため、“マイクとヘッドホンだけ”で簡単にボイスチェンジが可能です。アダプターも PC も不要なため、コンセントを気にする必要がなく、公園でもカラオケでもどこにでも持ち運んで遊べます♪
5.「ノイズ対策」機能の ON/OFF で放送事故回避
声以外のノイズが入ってくると自動でエフェクトをバイパスする「ノイズ対策」機能。ライブステージなどでは重要な機能なのですが、VTuber には一瞬地声に戻る(美少女の声が一瞬おじさんに戻ってしまう)可能性がある機能でもありました。想定外のユーザー層で VT-4 をご愛用いただいておりましたが、何とかしてこの問題を回避できないかと考えたのが VT-4 の開発者。直接 VTuber の方とお話をし、この機能を OFF にできるようにすることで要望に応えられると、「VT-4 システム・プログラム Ver.1.02」で対応しちゃったんです!!
6. 実は AIRA ファミリー♪
VT-4 はエレクトロニック・ミュージシャンのニーズを満たす AIRA シリーズの一員なんです。VT-4 を含む AIRA 製品(SYSTEM-8 や TR-8S 等)は、「AIRA Microsite」にて、最新の音色や情報がアップデートされ、惜しみなく進化を続けます。購入後も決して飽きることなく、新鮮な気持ちでお楽しみいただけちゃうのも魅力の 1つです☆
実は、VT-4 には元々イコライザーが搭載されているんです!!知りませんでしたよね~。MIDI を使わないと設定を変えることができないなんて、気づくはずがないですよね(怒)
しかーし、AIRA Microsite にてボーカルや配信向けのイコライザー・セッティング「VT-4 EQUALIZER PACK1」が先日公開されました♪
「VT-4 EQUALIZER PACK1」には、以下の 5 種類のイコライザー・タイプが収録されています。
これらのいずれかを VT-4 に読み込ませることにより、様々なシチュエーションに対応させることができるようになります。「VT-4 EQUALIZER PACK1」に収録されているイコライザー・タイプは、代表的な用途を想定して作られていますが、もちろん上記以外の用途でもお使いいただけます☆
お使いのマイクとの相性で「思い通りのエフェクトがかからない!/音質にならない!」といった場合でも、イコライザー設定を変えることでエフェクトのかかり具合も変化しますので、VT-4 をお使いのお客様はぜひご活用くださいね♪また、VT-4 の購入をご検討中のお客様もぜひ参考にしてみてください☆
なお、VT-4 EQUALIZER PACK1 の使用方法は「VT-4 EQUALIZER PACK1 の使いかた」をご覧くださいね。
【 注意点!! 】
・VT-4 へインポートできるイコライザー・タイプは、5 種類のうち 1 種類のみです。
・VT-4 EQUALIZER PACK1 をインポートすると、VT-4 工場出荷時に収められているイコライザーの設定は、上書きされて消えてしまいます。上記のページをご参照いただき、必ず事前にバックアップ・ファイルの作成を行ってください。
↓↓↓↓↓↓ もし、バックアップを忘れてしまったら…. ↓↓↓↓↓↓
【 イコライザーの設定のみを工場出荷時(デフォルト)の状態に戻す 】
「工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)」を実行すると、イコライザーの設定は工場出荷時(デフォルト)の状態に戻ります。
イコライザー以外のセッティングを元に戻したくない場合は、「VT-4 ファクトリー・ファイル」内にある「VT4_EQUALIZER1.PRM」だけをインポートしてください。
お客様相談センターに寄せられる VT-4 に関するお問い合わせを以下に紹介いたします。ぜひご覧ください!!
Q:品切れ状態が続いていますが、次回入荷はいつですか?
A:ご迷惑をおかけしており、申し訳ございません。
VT-4 は大変ご好評をいただいており、現在弊社にも在庫がなく、多くの販売店が入荷待ちの状態です。各販売店への具体的な納期はこちらでは分からないため、お手数ですが、販売店までご相談くださいますようお願いいたします。
Q:マイクの音が入りません。
A:VT-4 に接続しているマイクの種類をご確認ください。
ファンタム電源(48V)対応のコンデンサーマイクを接続している場合は、リア・パネルにある MIC IN 端子に XLR ケーブルで接続し、VT-4 本体のフロント・パネルにある [PHANTOM] スイッチを「ON」に設定してください。(←これ、意外と忘れがちですのでご注意くださいね☆)。
一方、プラグイン・パワード・マイクをお使いの場合は、フロント・パネルにある MIC IN 端子に接続してください。詳しくは、こちら をご覧ください。
Q:PC の再生音にエフェクトをかけられますか?
A:はい、可能です。再生ソフトの出力先を「VT-4 TO MIC IN」に設定してください。詳しくは、こちら をご覧ください。
Q:VT-4 と BOSS の VE-500 はどっちがいいですか?
A:用途にもよりますが、VE-500 はピッチ補正を細かく設定したり、事前に音作りをしてパッチを登録しておくギターエフェクターのような使い方をする際にお勧めです。VT-4 でもピッチ補正やパッチの保存はできますが、リアルタイムでのパフォーマンスや途中で声を変化させるなどのアドリブ等に向いております。
ただ、搭載しているエフェクトの種類や実際の音はお好みがございますので、ぜひ店頭で試奏していただくことをお勧めいたします!!
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