【SUPPORT】ループ・ステーションを使ってみよう!!

様々なシーンで活用できると多くの方に愛されている BOSS のループ・ステーション“RC シリーズ”について、製品の仕組みと代表的な製品の特長、上手くループさせるためのコツを紹介いたします。

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こんにちは。ローランドお客様相談センターの WEB担当がお送りするローランド・ブログ「サポートカテゴリー」です。
今回は、様々なシーンで活用できると多くの方に愛されている BOSS のループ・ステーション“RC シリーズ”について、代表的な製品の特長と、上手くループさせるためのコツをご紹介いたします。ぜひご覧ください!!


BOSS のループ・ステーション“RC シリーズ”って聞いたことあるけど、そもそも「ループ・ステーションってどんな時に使うの?」と疑問を持たれる方も多いはず。そんなあなたに、まずはルーパーの仕組みについて簡単に紹介しちゃいます♪

ルーパーとは

ルーパーは、以下の図の通り「録音 → 重ね録音(オーバーダブ)→ 再生」が基本となるエフェクターです。


記録したフレーズを重ねて再生するルーパーには、様々な活用方法があります。例えば…

・1人でライブをするけど、何か物足りない
・曲に合わせて 1人で練習したい
・リアルタイムに音を重ねてバッキングを作りたい

他にも様々な活用方法がありますが、機種によってできることが異なります。

主なラインナップ紹介と特徴

BOSS のループ・ステーション“RC シリーズ”には、足で操作をするタイプと手で操作をするタイプがありますが、今回は足で操作をするタイプの製品をご紹介いたします。

● RC-1

RC-1 は、RC シリーズで一番シンプルなモデルです。
録音できるトラックは 1トラックとなりますが、音を重ねて練習したり、バッキングを作る事が可能です。1人でライブをするときなど、リアルタイムでのパフォーマンスに優れている製品です。

主な操作は、ペダルを 1回踏んで録音開始 → もう 1回ペダルを踏んで重ね録音(オーバーダブ)開始 → もう 1回ペダルを踏んでループ再生 → もう 1回ペダルを踏んで重ね録音(オーバーダブ)に切り替わるといった流れです。
※ 停止するときは、ペダルを 2回踏みます。

● RC-3

RC-3 は、RC-1 にメモリー機能がプラスされた製品です。
トラックは RC-1 と同様に 1トラックのみですが、メモリー機能があるため、あらかじめデータを PC から入れておくこと、演奏を録音しておくことが可能です。それにより、はじめから仕込んでおいた音を再生しながらパフォーマンスをするということもできます。また、RC-3 にはリズム機能も搭載しているため、ドラムの音を鳴らす事もできます。

同じフレーズを練習したり、ライブで特定のフレーズを演奏するなどして、あらかじめデータを仕込んでおきたい方や、ドラムの音を鳴らしたい方にお勧めの製品です。


● RC-30

RC-30 は、2トラックによる録音/ループ再生が可能な製品です。
トラックが 2つあると、曲中で 1トラック、2トラックを同時再生することも、1トラックのみ再生する事も可能となります。
※ 瞬時に切り替えたい場合は、外部フットスイッチ「FS-5U」または「FS-6」をお使いいただくことをお勧めいたします。

また、RC-3 のようにメモリー機能やリズム機能に加え、エフェクトも搭載しているため、使用用途がグンと広がります。

● RC-300

RC-300 は、3トラックによる録音/ループ再生が可能な製品です。
基本的には、RC-30 にトラックが 1つ追加され、各トラックに START/STOP ペダルが搭載されているため、非常に操作性が優れている製品であるとお考えいただければ幸いです。

RC-30 では各トラックの同時再生から 1トラックのみを再生する際に、トラックを選択して停止の操作が必要です。しかし、RC-300 では各トラックで START/STOP が独立しているため、すぐに任意のトラックを停止させることが可能です。
また、REC PLAY ペダルは RC-3、RC-30 と同様に踏む回数で録音/オーバーダブ/再生を選択することができます。

● RC-10R

新しく仲間入りした新製品の RC-10R は、RC-30 と同様に 2トラックによる録音/ループ再生が可能な製品ですが、従来の RC シリーズと比べて「リズム機能」が異なります。

従来の RC シリーズに搭載しているリズム機能は、内蔵されているリズムを鳴らす仕様でしたが、RC-10R では更にリズム機能に特化し、イントロ/フィル/エンディングを加えて展開を作ることが可能になりました。
また、リズム・パターンを切り替える際にトラックを連動して切り替えることもできるため、パフォーマンス時に役立ちます。

更に、リズム取り込み用ソフトと連動することで、オリジナルのリズムを取り込むこともできるため、より一層パフォーマンスの幅が広がります。

上手くループさせるコツ

いくつか RC シリーズを紹介してきましたが、ここで一番心配になるのが、“ちゃんとルーパーを使いこなすことができるのか…?”ということですよね。
リズム感が重要となるルーパー。RC シリーズに関してお客様相談センターに最も寄せられるお問い合わせは、「ループしたときに頭が合わない」です。なぜそのような現象が起きるかというと、ペダルを踏むタイミングが合っていない、正しく設定ができていないということがほとんどです。
RC シリーズでは、初めに録音したデータでループの長さが決まります。そのため、オーバーダブで録音する音が 1つ目に録音したデータの長さを超える事はできません。このことを覚えておいていただき、録音を試してみてください。
それでもどうしても少し遅れてループしてしまう場合は、気持ち早めに踏むように心がけましょう。一方、早くなってしまう場合は落ち着いて気持ち遅く踏むように意識しましょう。
この点さえおさえておいていただければ、ループ・ステーションを活用して最高のパフォーマンスを実現することは遠くありません!!

今回ご紹介したループステーション以外にも手で操作する事ができる RC-202RC-505 もございますので是非ご検討ください。
アナタにあったループ・ステーションを見つけてみてくださいね☆


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