JD-Xi
Lesson
Diary
JD-Xi Lesson Diary 第三回
~JD-Xiで、曲を作ってみよう~
前回までのレッスンで、JD-Xiの音選びや音作り、そしてボコーダーの使い方を勉強できたシンガー・ソングライターのSakuちゃん。いよいよ今回はJD-Xi本体で楽曲制作に挑戦!!ここでしか聞けないJD-Xiの打ち込み方や演奏方法の裏技も満載です!!
曲作りの要となる16個のボタンの意味を知りましょう
前回まで紹介してきた通り、JD-Xiには色々な音が入っていてしかも難しい知識がなくても自分だけの音を作ったりすることができます。弾いて楽しんでももちろんOKですけど・・・実はJD-Xiにはこれらを使って曲を作ることもできちゃうんです。
わー!すごい!
で、登場するのが、まだ紹介していない右下の16個のボタン。押すと光るんですけど・・・実はここが録音の要になっています。このボタン、16個あるんですけど、4つで一拍になっています。
ん?4つで一拍?
なので、それが4つあるので4拍、つまり四分の四拍子の一拍を表しているんです。
あー、なるほど!!!
では、録音みましょう!
録音の準備をしていくんですけど、まずは、どのパートに録音するかを選んでみます。リズムから組み立てていくって人も多いので、ドラムから入力してみましょう。録音の仕方が三通りあって・・・。
・クリック)を聴きながら手で弾いて入力していく「リアルタイムREC」
・16ステップを一小節に見立ててじっくり音を配置していく「TR-REC」
・鍵盤を押した順番に入力されていく「ステップREC」
という感じで、自分に合った録音方式が選べるんです。
へー、録音の方法も色々あるんですね!
鍵盤演奏ができる人はリアルタイムで録音していってもいいし、鍵盤演奏が苦手!という人はTR-RECやステップRECを使ってじっくり入れていくことができるんです。
あっ、これ、入力した後に曲のテンポを上げ下げても大丈夫なんですね!?
そうなんです。「打ち込み」の特権ですよね。あとは、入力したパートを選んで第二回で紹介したシンセのパラメーターを動かすとそれっぽくなりますよね。で、ここまで作ってもまだ2パート残ってます(笑)ので、上モノを加えてみましょう。どんな音がいいですかね~?
上モノなら・・・ストリングスとかですかね?
ストリングスも色々入ってるんで、選んでみましょ。
これだけあると迷いますねー、今っぽいチャラい音(!?)も入ってますね!!
チャラいって(笑)。で、音が決まったら・・・さっきの要領でリアルタイムRECでササッと録ってみる、と。残ったパートで手弾きして楽しんでもいいし、さらに録音してもいいですね。
音の鳴らし方にも凝ってみる
面白いのが、ただ録音するだけではなくて、録ったパートをミュートする、ってこともできます。本体の[SHIFT]を押しながらミュートしたいパートを押すと・・・一時的にそのパートの音を止めることができるんです。例えば曲のブレイクを作ったりするときなんかには、ドラムをミュートして抜く!とか。
おぉーー!!すごい!!!DJやってるみたいになりますね!!
ちなみに、自分で作りこんだり各パートに割り当てた「音色」の情報と、録音した「フレーズ」をまとめて『プログラム』という形で本体に保存しておきます。保存するには、本体の[SHIFT]を押しながら、[MENU (WRITE)]!
おー、これも簡単ですね!忘れずに保存・・・と。
そうそう、自分で作りこんだパターンを再生するとき、別のパターンに切り替えるときにはスムーズに切り替わってくれます。ちゃんとパターンの終わりを待って、次の頭の拍で綺麗に切り替わるんですね。
あー、わかる!!これって地味ですけど、改めて考えてみるとすごいですよね!!こういうのって、タイミングよく押さないとリズムが崩れちゃいますから。すごく親切な機能!
そしてそして、このパターンを[Favorite(お気に入り)]に登録しておけば、例えば「D34」→「B13」みたいに保存された音が飛び飛びに保存されていても綺麗に切り替わるんですね。
こんなに小さいのに、なんでもできる!!
これが、JD-Xiなんです。
こんなに小さいのに、こんなにいっぱいできちゃうんですね!?びっくりしました!
そうなんです。シンセの音はもちろん、ピアノやアコースティック・ベースの音まで鳴らせたり、曲が作れたり、ボコーダーが使えたり・・・本当になんでもできちゃう子になってます。
私もシンガー・ソングライターとしてライブをやってるので、これならすごく便利に使えると思います!
多分シンガー・ソングライターのライブではまだそんなに大々的に使われてないと思うんです。ぜひ、使ってみてください!使ったもん勝ちですよ!!
そういえば、後ろにあるカラー・バリエーションも可愛いですね!どれもいい色なんで選ぶのが難しいけど(笑)。
三回に渡ってお送りしてきたJD-Xi Lesson Diary、いかがだったでしょうか?シンセサイザーそのものや曲作りの知識がない人でも、簡単に音楽を楽しめる楽器に仕上がっています。ぜひ一度触って楽しんでみてください!