【LINE STAMP】「ほほえましいローランドスタンプ」の作者、ワタナベスグルさんへインタビュー。

ローランド オフィシャルLINEスタンプ「ほほえましいローランドスタンプ」のイラストを作成していただいた、ワタナベスグルさんへ作成裏話を聞いてみました。

3月末の発売以降、多くの方にご好評いただいているローランド オフィシャルLINEスタンプ「ほほえましいローランドスタンプ」。可愛らしさと楽器の再現性が両立しているのが最大のポイントと言えるでしょう。そのこだわりポイントを聞き出すため、イラストを描いてくれたワタナベスグルさんへインタビューを敢行。クリエイターズスタンプを作ろうと思っている人のヒントになるかもしれませんよ!?

第一回:最新モデル編

JD-Xiは自分で買って研究しました

Roland:まずは、現在お店で買える楽器に絞ってイラストのこだわりのポイントを教えてください。

ワタナベ:JD-Xiは、今回イラストを描かせていただくにあたり自分で購入して分析しました。僕は赤黒のレギュラー品を買った後にちょうどカラー・バリエーションが発売されて悔しかったのですが、全色描いています(笑)。

Roland:JD-Xiのスタンプだけで4つもバリエーションがありますからね、かなり豪華!個人的には、初期に描いてもらった「効いてる~」がツボでした。

ワタナベ:よく見ると、ちゃんと「Cutoff」のノブを回してるんです。(フィルターが)効いてる~的なニュアンスですが、普段にも使えそうだと思ったので。

Roland:ちなみに、発売以降いちばん使われているスタンプがJD-Xiホワイトなんです。「ヴァ~」なんて誰も言わないのに(笑)。実はボコーダーなので鍵盤を弾かないと音が鳴らない・・・のですが、JD-XiはAUTO NOTEという機能で鍵盤を弾かないでボコーダーの音を出すことができるんです。そこをプッシュしていただいたイラストというわけですね!?

ワタナベ:あ・・・そこまでは考えてませんでした(笑)。

Roland:なんと・・・(笑)。

Roland Boutiqueは、かなりこだわって描いた

Roland:そういえば、Roland Boutiqueを取り上げていただいたのはビックリしました。細くて描きづらそうだったんですが・・・。

ワタナベ:お話をいただいたときの最新機種でしたし、かなりこだわって描いてみました。例えばRoland Boutiqueって、音源部を3段階にチルトできるじゃないですか?せっかく3機種あるから、それぞれ角度を変えているんです。

Roland:あっ、本当だ!!!そういえば、楽器の傍にいる子・・・Boutiqueの大きさを考えるとメッチャ小さいですよね(笑)。これはこれで、想像すると可愛い。一方で、ピアノに座っている子はかなり大きいという。

ワタナベ:そうですね、この子たちは基本的に普通の人間と同じサイズなんだと思いますが、Boutiqueの傍にいる子はバリエーションを出した形になっています。

Roland:よく見ると、ダンパーペダルに足がついていませんね・・・。

ワタナベ:あっ!?本当だ!!これじゃ弾けない!!「マジでひいてる」って言ってるのに(笑)。

わりと強引に描いたイラストも・・・

Roland:女性からは特にJUNO-DSのスタンプが人気なのですが、特に「まかせなさい」の腕の伸びがツボなようですよ。

ワタナベ:これは一番最初に描いたイラストなんですが、僕が描くキャラクターにキーボードを弾かせるにはどうしたらいいかな?と試行錯誤していたんです。どのキャラも絶対的に手が短いのでひと工夫必要だったんですね。で、ぐいーーーっと伸ばしてしまったという(笑)。

Roland:まさかそんな難産だったとは!!しかしその甲斐あって、あの腕が人気ですからねー、さすがです!!

こだわりのイラストと共にお送りしているLINEスタンプ制作秘話。思いの外長くなってしまったので「ヴィンテージ機種」のこだわりポイントは後編で!!

information

ほほえましいローランドスタンプ

ワタナベスグル オフィシャルWeb

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