Logic System VS Hardfloor レジェンドが奏でるエレクトロニック・ミュージックの現在(いま)

エレクトロ・ミュージックの2大レジェンド、Logic SystemとHardfloor共演の様子をレポート。

2016年最大の話題とも言えるRoland Boutique #2。その発売日に、なんとあのHardfloorが来日公演!しかも、松武秀樹のプロジェクトLogic Systemとの対バン!!これは足を運ばないわけにはいかない!!

最古と最新が同居する、Logic System

日本におけるシンセサイザーの最重要人物といえる松武秀樹。Logic Systemは、これまで数々のサウンドの実験場としても機能してきたある種非常にディープなプロジェクト。

今回はトレードマークのタンスと、最新のACBテクノロジーを採用したTR-09、TB-03、VP-03、そしてJD-Xiを手元に置き、その全てでフロアを揺さぶる。

「YMOの名曲がちゃんと演奏できるか?」がチェック項目の一つだったVP-03でBehind The Maskのあのフレーズを演奏!その瞬間、客席からはもちろん大歓声!!

オリジナリティを維持し君臨し続ける、Hardfloor

対するHardfloorは、Ableton Liveとそれを操作するMIDIコントローラー。そして、彼らの代名詞ともいうべきTB-303を3台もセット!数々の名盤に収録されたサウンドが、このTB-303から叩き出されていたのかと思うと・・・感慨深いものがありますね。

プレイ・スタイルは、ヴィンテージのTB-303を複数使い、リアルタイムに音色をエディットしていくもの。マスターとなるAbleton Liveと同期して鳴るTB-303は、やはりソフトウェアでの代用は難しいようです。まさに、TB-303は唯一無二のハードウェアであると言えるでしょう。

サウンド・チェックの後は、HardfloorによるRoland Boutique #2のチェック。ラモンは「面白いねー、この大きさだしスピーカー付きだからどこでも遊べちゃうな」とTR-09にご執心。軽々と抱えて次々にリズムを叩き出していく。それに対しオリバーは「おっ、このスペースにサインしちゃおーっと!」と、懐から取り出した油性マジックで筆者が持参したTB-03に”HARDFLOOR”の文字を記入!なんということでしょう!!嬉しすぎる!!

せっかくなのでレジェンドたちに新しいRoland Boutiqueを持って一枚撮らせていただきました。

Roland Boutique #2の発売日に実現した、
二大レジェンド共演ライブ。
数々の伝説を創り上げて来た彼らの音は、
これからも最新のテクノロジーを取り込んで進化を続けていくことでしょう。

Special thanks :
YOKOHAMA 7th AVENUE & 7th SUMMER of LOVE Crew

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