【ARTIST】meet the V-Drums #05 VAD706 × Tatsuya(Crossfaith)

大きく進化を遂げたV-Drumsのフラッグシップ・モデル「TD-50X」シリーズを、日本屈指のプロ・ドラマー達が最高のパフォーマンスでプレイし、その魅力を語る。それが“meet the V-Drums”。第5回目は、世界を舞台に活動を続けるCrossfaithのTatsuya氏に登場いただき、「VAD706」の可能性に迫る。

 

#05

Tatsuya

Crossfaith

大きく進化を遂げたV-Drumsのフラッグシップ・モデル「TD-50X」シリーズを、日本屈指のプロ・ドラマー達が最高のパフォーマンスでプレイし、その魅力を語る。それが“meet the V-Drums”。
 
第5回目に登場するのは、世界を股にかけて躍進を続けるロック・バンドCrossfaithのTatsuya氏。
 
かつて使用していたTD-30に比べても、TD-50Xのアンビエンス感や自然なダイナミクスに驚き、またVAD706のサイズ感や演奏フィーリングに惚れ込んだという。激しさと繊細さを兼備したTatsuya氏のパフォーマンスを最大限に引き出す、TD-50XとVAD706の魅力を体感してほしい。

INTERVIEW

普段はローランド製品をどのように使っていますか?

自宅でTD-30を使っていて、日々の練習はもちろんパソコンのDAWにつないで、レコーディングもできるので楽曲制作でも大活躍しています。そしてライブで使用しているキック・トリガーの音色もモジュールの中で作ったりもしているので、それをライブではSPD-SXにパッドを追加して、ドラムンベースやダンス・ミュージックに特化した楽曲を演奏する際にサンプリング機能で取り込んだ音で叩いています。

VAD706を叩いた第一印象を教えて下さい。

まず、アコースティック・ドラムのままの形成でつくり上げられた容姿に、テンションがめちゃくちゃ上がりました。やっぱりドラマーにとってサイズ感とか大きさってすごく重要で、それが実際自分のフィーリング、演奏のフィーリングにつながったりもするので、すごく感動しました。あと各パッドのフィーリングも本当に気持ちよくてずっと叩きたくなりました。
 
一番大きく変化したなと思ったのがハイハットなんですけど、クローズでもオープンでもないハーフ・オープンの音って、電子ドラムで表現するのがめちゃめちゃ難しかったんです、今までは。でもそれがVH-14Dで演奏して、ここまでリアルに、自然に表現できるまでに進化したんだなーっていう風に驚きました。いい意味で吸い込まれるようなヒット感で、手首にも全然負担がなくて、ずっと叩いていられる感覚なんで、すごいグッド・フィーリングです。
 
あと、大きな違いを感じたのが、音のアンビエンス感というか空気感ですね。音の大小のつながりがめちゃめちゃきれいに表現されているので、これまでのシリーズより格段にリアルな響きだと思いました。

今後の活動でどのように使ってみたいと思いますか?

これまでもライブや楽曲制作でTD-30を使っていましたが、TD-50Xを使うことで、さらにもっとハイクオリティな音づくりができると思います。実際ライブでこのドラム・セットを並べても全然違和感なく戦える。このアコースティックな見た目で、すごく派手な音づくりもできると思うので、今後はそういうのも取り入れていけたらなと思っています。

最後に一言お願いします。

今回TD-50XとVAD706を演奏して、その素晴らしさに魅せられました。今までは、アコースティック・ドラムか電子ドラム、どっちが良いのかみたいな葛藤がずっとありましたが、その壁を、概念を壊されたっていうのがひとつあって。このTD-50XとVAD706が、1つの楽器として確立されていると思いました。このVAD706の良さは、叩いてもらったら一瞬で感じていただけると思うので、ぜひ演奏してみてください。



PRODUCTS

VAD706

ローランドのV-Drums技術と、アコースティック・ドラムの手作りのディテールを組み合わせた、かつてない電子ドラムの最高峰

TD-50X Upgrade

TD-50ユーザー必見、お手持ちのTD-50を最新音源モジュールTD-50Xの表現力にアップグレード

ARTIST PROFILE

Tatsuya(タツヤ)

日本を代表するメタルコアバンドCrossfaithのドラマー。
5歳の時よりドラムを始め、9歳の時にRed Hot Chili PeppersのChad Smithに影響を受け、ドラムを本格的にスタート。
Crossfaithとして世界各地の大型フェスへ出演し、幾度もワールドツアーを行なってきている。また、黒夢、山本彩、PUFFYなど他アーティストのゲストドラマーとしても活躍している。
洗練された正確なテクニックに加え、ダイナミックなドラミングでオーディエンスを魅了してきている。2013年には全米で行われたWarped Tour 2013にて行われた参加バンドによるドラムコンテストで、数々の海外ドラマーを退けて優勝している。
最近では3日間で 700,000人以上を動員する欧州大型野外フェス「Pol’and’Rock Festival 2019」のメインステージでもドラムソロを披露した。
またその傍ら、PROMARK社よりシグネチャーのドラムスティックをリリース、ドラムセミナーも開催するなど多岐に渡り活動している。

Crossfaith Official Website

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