JD-Xiも活躍した、
話題の(!?) DAW女子会に潜入!
DAWを使って音楽制作をしている女性ミュージシャンを、最近では「DAW女(だうーじょ)」と呼ぶらしいですよ。
「DAW女子会VOL.1」
DAWを使う女性ミュージシャン=「DAW女」がそれぞれの演奏を繰り広げるイベント「DAW女子会VOL.1」が2016年3月4日(金) 渋谷DESEO miniにて行われた。Roland JD-Xiの姿も見られる・・・と聞いて潜入してきました。イベントは、6組のDAW女が入れ替わりで演奏する対バン形式。忙しない転換を想定してか、ステージにはその6組の機材がすべて並べられていたのが印象的。
ノートPCとボーカル・エフェクター BOSS VE-5だけでのパフォーマンスを見せてくれた、りつかMonelightさん。ピアノのリフと空間系エフェクトを巧みに使って自身の世界観を表現していました。
非常に高い完成度のトラックをバックに迫力あるボイス・パフォーマンスを披露したイズミフミさんは、今回唯一”楽器”を手にしないスタイル。ハイテンションで来場者を煽りまくりでした。
エレクトロな世界観を展開したUtaeさん。鋭い音のパフォーマンスと、カンペを見ながらのゆる〜いMCの対比が印象的。曲中ではiPadを使いサウンドをコントロールするシーンも見られました。
そして、ゲストとして招かれたマイカ・ルブテさん。複数のハードウェアの音をリアルタイムに演奏。ドラム、上モノを重ねていき、シンセベースを手弾きしながら歌うという圧倒的なパフォーマスを見せてくれました。
JD-Xiのリアルタイム・トラックメイクからスタートしたPastel Pantsさんの演奏。エレクトロや8bit風のバッキング・トラックはすべて彼女が自作しているそうです。ボーカルを取りながらも、曲の間奏ではJD-Xiを早弾きしたり、マイクを持ったまま客席に飛び込んだり、さらにはJD-Xiを抱え上げて弾いたりと、動きのあるパフォーマンスを展開。そういえば、Pastel Pantsさんは前にRoland BLOGに登場していただいたこともありました。
そして、このイベントの主催者でもある小南千明さん。PCからのオケに合わせ、彼女のトレードマークになりつつあるJD-Xiで”シンセの音で弾き語る”という新しいスタイルを確立しつつあります。フィルターを操作したり、お気に入りの音色を瞬時に呼び出したりと、完全にJD-Xiを使いこなしているご様子。JD-Xiのために新規開発したボコーダーも大活躍。アコースティック・ドラムとのアンサンブルでも、しっかり動作していました。※ボコーダーはバンド編成や会場によって細かく設定しないと使えないことが多いんです・・・
DAW女子会を振り返って想うコト。
6組ものDAW女が矢継ぎ早に登場したDAW女子会 VOL.1。女性ミュージシャンへのJD-Xiの普及率にビックリしています(笑)。キーボーディストでない人でも、楽しめるキーボード。一見矛盾したコンセプトで企画当初はちょっと自信がなかったりもしましたが、今回のライブを見ると、作ってよかったなーと思います。