普段はローランド製品をどのように使っていますか?
ライブではSPD-SXを主にドラム・セットに組み込んで使っていることが多いですけど、最近だとJU-06Aっていう小さいシンセサイザーをライブで使ったりレコーディングで使ったりさせてもらっていて。あとは自宅のスタジオで、STUDIO-CAPTUREっていうインターフェースも使わせてもらっています。
練習はもちろん、家での撮影とか録音で、もう6〜7年ほどTD-30を使っていて、すごく気に入っています。
新音源TD-50Xに触れての印象を教えてください。
やっぱり生音っていうより、「ザ・ドラム・セット」っていう感じのサウンドが、TD-30に比べて、一番ベーシックな「ドラムってこうでしょ?」と思う音がすごく充実しているなって感じます。TD-30はJAZZっぽい音色がすごく優れていて、いまだにそこがすごく好きで使っているけど、TD-50Xは、いわゆるみんなが言う「ドラム・セットの音」がかなり豊富に入っているので。しかもそれが求めている音で近い状態で入れてくれているっていうのが僕にとってすごく良くて。ほかのエレドラって、普通ドラスティックに全然違う音がいっぱい入っているじゃないですか。でも、TD-50Xには微妙な音の違いのあるキットが結構いっぱいあって、音色のチョイスとして僕は非常にうれしいなと思います。
今回の撮影でも、ハイハットにタンバリンをレイヤーして使わせてもらったけど、フットでクラッシュする「ピシッ!ピシッ!」っていう音がシビアに出せるので、この変化は、TD-30と比べて相当大きいんじゃないでしょうか。