V-MODA ARTIST INTERVIEW #05 PABLO

04年に設立されたイタリア発のヘッドホン・ブランド “V-MODA” 。比類のない品質と、洗練された個性的なデザインで世界のトップDJを魅了し続けているV-MODAの代表的なモデルを、プロ・ミュージシャンが試聴するインプレッション・インタビュー。第5回目は、Pay money To my Painのギタリストであり、LiSAや岡崎体育、赤い公園などへのサウンドプロデュースや楽曲提供を行うPABLOが登場。

V-MODA ARTIST INTERVIEW

#05

PABLO

04年に設立されたイタリア発のヘッドホン・ブランド“V-MODA”。世界のトップDJを魅了したフラッグシップ・モデルM-100をはじめ、比類のない品質、ファッション・フォワード・デザインに優れた商品群をリリースし続けている。そんなV-MODAを、プロ・ミュージシャンが試聴するインプレッション・インタビュー。第5回目は、Pay money To my Painのギタリストであり、LiSAや岡崎体育、赤い公園などへのサウンドプロデュースや楽曲提供を行うPABLOが登場。Crossfade2 WirelessとBassFit Wirelessを試聴してもらった。

スタジオクラスのモニターで
聴いたようなハイの滑らかさ

Crossfade2 Wirelessを使う理由

ものすごく衝撃を受けて
一聴して虜になった

もともと、友達にヘッドホンをプレゼントしようと思って電気屋さんに行ったんです。流行っているし評判も聞いていたので、最初はノイズキャンセリング機能がついたヘッドホンを探していたんですね。いろいろと試したんですけど、イマイチしっくりこなくて。結局は音自体がキャンセリングされているような感覚があって、僕が求めているような質感とは違うなぁと思っていたんです。
 
で、ちょうどV-MODAが展示されているところを通ったときに“Roland”の文字が見えて。最初は“Rolandってヘッドホンを取り扱ってるんだ”って印象で、いろいろなヘッドホンを試したあとにV-MODAを初めて試聴してみたんですね。そしたらものすごく衝撃を受けて、一聴して虜になったというか。友達に買うつもりでお店に来たんですけど、結局はその場でCrossfade2 Wirelessを2つ買いました(笑)。

僕もスタジオ仕事をしたり自宅で曲を作るので、いろいろなヘッドホンを持っているんですけど、ヘッドホンってまずは密閉型かオープン型かで分かれます。当然、密閉型は耳に対して負担があって音響的にもちょっと無理がある。バスレフ(スピーカーキャビネットに穴を開けることで音の通り道を確保し低音を補強する構造)がないこと自体、スピーカーの構造としてはちょっと無理があるので、あえて密閉型を使って迫力のある音で曲作りをするというテンションの上げ方もありますが、ちゃんとミックスをしようと思った場合、オープン型のヘッドホンでバスレフとかローの抜け感がいい状態、スピーカーの自然な鳴りに近いような状態で音作りをしないとなかなか上手くいかない。両方にメリットがあるけど、それを兼ね備えているヘッドホンってなかなかなくて。だからその時々に応じて、ミックスのときはオープン型、曲作りのときは密閉型と使い分けています。
 
Crossfade2 Wirelessは曲を作るときに使いますし、ツアーのときは必ず持ち歩きます。よく寝れますよ(笑)。ヘッドホンにはそういう効果もあります。イヤホンとは違うところかな。ヘッドホンだとね、音楽を止めたあともつけたままぐっすり寝られる。アイマスクとヘッドホンをして寝る、みたいな感じでも使っています(笑)。だから僕には欠かせないですね。たぶん、壊れても同じものを買うと思います。それくらい気に入っていますから。
 
Rolandがヘッドホンを取り扱っているのが意外だったんですよ。でも、それが最初に聴くきっかけになったんです。Rolandだから期待できる。楽器メーカーとして僕は100%信頼している会社なわけで、“あそこが作っているものだから聴いてみよう”と思えたんです。もしかすると一般ユーザーにとっては、Rolandがどういう会社かわからないかもしれないですね。そこがわかると、もっと多くの人が手に取ってくれるのかなと思います。

Crossfade2 Wirelessの魅力

ディストーションサウンドや
各楽器の音色がはっきりと聴き取れる

セミオープン型というのもあるので、もちろん音量を出すとロー感の鳴りという部分で圧力がかかるんですけど、それでもリスニング用として聴くとすごく気持ちがいい低音が鳴ってくれる。そこまで耳に負担がない絶妙なセミオープン具合で、飛行機の中で使ってもそんなに音漏れも気にならないし、いろんな面が両立しているというか絶妙なバランスで成り立っていて本当に素晴らしいなと。
 
ダンス系の音楽も充分に音の世界に入り込めるというか、没入感を捉えられるような低音の出方をしますね。音楽を聴くときってそういうのが重要じゃないですか? 音の世界に浸れるかどうか。みんなが密閉型のイヤホンを好きなのって、そういうことだと思うんですよね。没入感が強くある。ただ密閉型だと耳も熱くなるし、低音に耳疲れしてくるけど、このセミオープン型の構造にはそれがないので、外出先でも長時間聴いていられる。

ヘッドホンは小口径のスピーカーでもあるので、高域の成分…1キロ(1KHz)から先のところでピークが作られやすいんです。ピークが作られると、要は現代音楽というか、高音域はたくさん出ると思うんだけど、特に僕が好きなディストーションのギターが壁のように鳴っている音楽は、ハイの成分がたくさん鳴っているので、ピークが強いとどれも同じような音で聴こえちゃうんです。
 
で、僕の中でリファレンスするときのひとつの目安が、好きなバンドの強烈なディストーションサウンドのカラーが、ちゃんと再現されているかどうかが大きなポイントで。ヘッドホンでそれを初めて感じられたのがCrossfade2 Wirelessだったんです。今まで僕が試した他のヘッドホンは、大体ピークに引っ張られるような印象があったんだけど、V-MODAに関してはそれがなくて、スタジオクラスのモニターで聴いたようなハイの滑らかさとピークのない自然な感じがあって、ディストーションサウンドや各楽器の音色がはっきりと聴き取れました。

Crossfade2 Wireless Codex Edition

M-100サウンドを更に昇華しハイレゾ対応させたオーバーイヤーヘッドホン。日本製CCAWコイルを採用したデュアルダイアフラムドライバーはシャープな高域からパワフルな低域まで全帯域で最高のサウンドを実現。ワイヤレスでも高音質を実現するaptXコーデック、AACコーデックに対応。

BassFit Wireless × PABLO

これで洋楽ヒットチャートを聴いてみてください。
超ドンピシャです

今年の頭に発売されているから、おそらく去年の段階でチューニングしていると思うんですけど、これで最新の洋楽ヒットチャートを聴いてみてください。超ドンピシャです。びっくりしました、めっちゃいいですよ。もしかすると90年代の音楽を聴くとすごく寂しく感じるかもしれないんだけど、最近のアメリカのマスタリング技術ってとんでもないロー感を入れてて。

それは音量的には反映されないし、再生されづらいので気づかない場合が多いんですけど、その音域がものすごく反映されています。こんなに小さいのに、BassFit Wirelessで聴いたときにそれが感じ取れたのでびっくりしました。もちろん曲によって異なるかもしれないけど、そういうロー感を聴きながら運動やスポーツをするのもいいと思いますね。

BassFit Wireless

フィジカルトレーニングで音楽を楽しむことに特化したワイヤレスイヤホン。トレーニングをよりポジティブに楽しめる重低音を強調した音作り、汗から製品を守る特殊コーティングなど、スポーツへの最適化を施した製品です。

V-MODAをおすすめしたいユーザー

“音がいい”ということの
入り口を開いてほしい

Crossfade2 Wirelessは、今までイヤホンでしか音楽を聴いてこなかった人、今まで聴くものにこだわりがなかった人に使ってほしい。Crossfade2 Wirelessで、ミュージシャンがよく言う“音がいい”っていうことの入り口を開いてほしいんです。僕ら(作り手)がどれだけ音にこだわっても…って話はよくするんですよ。ミュージシャンの間で。一部の音楽マニアだけに届いてもしょうがないし、それを感じられるだけの環境で音楽を聴いてもらいたいですね。いいヘッドホンを手に入れることで、何がミュージシャンの言う“いい音”で“悪い音”なのかを探る、知るきっかけになればいいなと思うので、今までイヤホンやヘッドホンにお金をかけてこなかった人にこそ買ってほしい。絶対に間違いないので。
 
Crossfade2 Wirelessをプレゼントした友達も、これを使ってから音の良し悪しがわかるようになりました。Crossfade2 Wirelessがあれば、“いい音”を探求するための旅は始められるかなと思います。ヘッドホンってカルチャーだったり、自分のブランディングみたいなところもあるんですけど、音にこだわるならV-MODA一択かなと。それくらい好きなので。

PROFILE

パブロ/99年、GIRAFFEのギタリストとしてデビュー。05年、Pay money To my Painを結成。活動休止後はFAKE?などのサポートを務め、金子ノブアキ、降谷建志、Charisma.com、LiSA、岡崎体育、赤い公園、NoisyCellなどへのサウンドプロデュースや楽曲提供を行う。

ARCHIVE

BIGMAMA

大石昌良

パスピエ
成田ハネダ

井上苑子

PABLO

FUN RUMOR STORY
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大村孝佳

GLIM SPANKY

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SILENT SIREN
すぅ

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大喜多崇規

Watusi

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