■TD-30KV-Sセッティング図
以前からVドラムの旧モデル(TD-20KS)をウォーミングアップのために使ってたよ。なので、メッシュパッドの反応の良さや演奏のしやすさは、前からよく知ってたんだけど、ライブでVドラムを使うのは今回が初めて。実は、ライブで電気モノ(電子ドラム)を使うのは、ずっと抵抗があったんだよね。でも、あるきっかけで新しいVドラム(TD-30KV-S)を試したときに、「こいつをライブでも使ってみたい!」と思ったんだ。
実際に BULL ZEICHEN 88 のライブステージでVドラムを使ってみて驚いたことは、イヤモニ(イヤー・モニター)の中の音質が抜群に良いこと。僕はライブではイヤモニで自分の音とバンドの音を聴いてるんだけど、あらかじめVドラムの中で作りこんだ迫力のあるドラムサウンドがライブステージでも完全に再現できたのはスゴいと思った。
BULL ZEICHEN 88 のライブはかなりの爆音なんだけど、そんなバンドサウンドの中でも埋もれない音色をVドラムで作りこむことができたのでスタッフもみんな驚いてた。ライブステージでドラム周りに電気モノ(Vドラム)を取り入れることに抵抗はまったくなくなった(笑)。ぜひドラマーのみんなもVドラムをいろんな場面で使ってみると発見があるんじゃないかな。
2つのキックにそれぞれドラムトリガーRT-10Kを取り付けて、TD-30のサウンドをマイクで拾うキックの生音に足して鳴らしています。ドラムトリガーを使うことでキック低~中域の量感や質感をPA側で調整することができます。特に大きなコンサート会場でドラムサウンドを、埋もれず迫力ある音にしたい時にドラムトリガーを使うのは選択肢の一つとして有効ですね。
・Drum Sound Module [TD-30]
・Acoustic Drum Trigger [RT-10K]
・Bar Trigger Pad [BT-1]