【連載】フクロウの住処から -MC達がマイクに込めた魂の記録 03 OKINA-

言葉に魂を乗せるMC達が夜な夜な集まる、「Underowls Lab.」。ビート・メイキングを始め、レコーディング・スタジオとしての機能を持つこの場所に、エンジニアからも高い評価を受けるASTON MICROPHONESが導入された。この連載は、MC達の活動をマイクという視点で切り取った、魂の記録です。 -Record 03 OKINA-

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Record 03 OKINA from MOD’z CORP’s

世田谷のとあるマンションの一室「Underowls Lab.」owlと付く名の通り、夜を匂わすレーベル兼スタジオである。このスタジオではhiphopを中心とする数多くのアーティストが訪れ、魂を込めて言葉を発し、記録し、発信されている。そんな魂の言葉を受け止めているマイクは「ASTON ORIGIN」。プロの現場から、宅録現場まで、幅広く利用される新進気鋭のコンデンサーマイクで、Underowls Lab.の主人がそのサウンドと堅牢性に惚れ込み、導入した機材の一つです。この連載は、魂を込めて活動を続けるアーティスト達を、その思いを受け止めるマイクを起点に切り取った記録。フクロウの住処をちょっと覗いてみませんか?

本日、Underowls Lab.にてマイクに向かっているのは、ラッパーのOKINAさん。MOD’z CORP’sという3MCのグループの1人として活躍中。(メンバー、3&ONE/OKINA/jaq)
様々な場所でのライブやレコーディングを経験し、自身の声、フロウを常に模索し続けているMC。
OKINAさんは自宅からUnderowls Lab.が近いのもあり、プライベートでもよく遊びに来られるとのこと。いつもの落ち着いた空間で新たに使用されたASTON ORIGIN。OKINAさんに与えた影響とは?

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音に合う自分の声やフロウを素直に試せて、すごくやりやすかったですね。

【Q1】ご自身の紹介と、ラップを始めたキッカケを教えてください。

ラッパーのOKINAです。MOD’z CORP’sという3MCのグループでも活動しながら、ソロもやっています。
ラップを始めたきっかけは、高校に入って先輩にけしかけられたからですね。人生を狂わされました。笑
元々、HIP HOPは好きで聴いていたんですよ。中学くらいから。その地元の先輩と出会って、一緒にラップをしてました。レコードのインストを流しながら、ひたすらフリースタイルしたり、歌詞の書き方を教わって曲を作ってみたりしてました。

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【Q2】Aston Microphone Originは中音域の伸びに特徴があるマイクですが、録ってみての印象はいかがでしたか?

新しい自分の声質を発見出来ましたね。個人的には、低音域がすごくはっきりと録れていると思いました。気づかせてくれたのはマイクですが、単純に低音がここまで出てた自分の声にびっくりしましたね。笑
あと、音が柔らかいなって思いました。自分は過去のレコーディングではどのマイクを使ってもコンプをかなりがっつりかけて録っていたので、硬い音に慣れていたんです。最近は選ぶトラックの幅が広がったこともあってもっと自然な音で録るようにしてるので、音に合う自分の声やフロウを素直に試せて、すごくやりやすかったですね。

【Q3】初めて「レコーディング」を経験したのはいつですか?そのときの思い出などあればお聞かせください。

高1のときでした。当時ラップを始めたきっかけになった先輩とバンドをやっていた先輩で3人でやっていたんですよ。その先輩の部屋でMTRで録りましたね。曲録ってみようよ!と言われ、そんなこと出来るんですか!?という感じで。
ZEEBRAの「MR.DYNAMITE」のインストに載せたのは覚えてます。笑
マイクはダイナミックマイクでした。スタンドに立ててそれで録ってましたね。

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曲を作る時、練習するとき、部屋でとにかくラップを口に出すというOKINAさん。自らの口を信頼しているからこそ、その感覚を失わずに受け止めてくれるマイクを非常に重要視しているとのこと。
夜な夜な生まれている魂の記録を、また近々覗いてみることにしましょう。お楽しみに!

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