デジタル・グランドピアノ GPシリーズ 導入事例 Kアリーナ横浜 様(GP-9M導入)~VIPエリアを彩るピアノ~

ローランド最高峰デジタル・グランドピアノ「GP-9M」。Kアリーナ横浜の横山雅一さん、三好康晴さん、機材導入サポートのサンフォニックス北薗敏之さんに、GP-9M導入に至った経緯や、ピアノ設置の目的、VIPエリアでの活用法などについてお話を伺いました。

Kアリーナ横浜 様(GP-9M導入)

~VIPエリアを彩るピアノ~

横浜市・みなとみらい21地区に新しくオープンしたKアリーナ横浜。2万人を収容でき、全席がステージ正面を向く扇型の客席、優れた音響を徹底的に追求した音楽特化型のアリーナです。そのVIPエリアのラウンジに、ローランド最高峰デジタル・グランドピアノ「GP-9M」が置かれています。そこで今回、Kアリーナ横浜の横山雅一さん、三好康晴さん、機材導入サポートのサンフォニックス北薗敏之さんに、GP-9M導入に至った経緯や、ピアノ設置の目的、VIPエリアでの活用法などについてお話を伺いました。

(左から)

株式会社Kアリーナマネジメント 執行役員 横山雅一さん

株式会社サンフォニックス IT事業推進室室長 北薗敏之さん

株式会社Kアリーナマネジメント 営業部 シニアアドバイザー 三好康晴さん

ラグジュアリーなVIP空間に相応しい
ピアノを置きたい

2023年9月29日にオープンしたKアリーナ横浜。横浜市出身のアーティスト・ゆずによるこけら落とし公演を皮切りに、スピッツやKing & Prince、福山雅治、BUMP OF CHICKEN、海外からも、サム・スミスやモトリー・クルー、デフ・パレード、ジャネット・ジャクソンなど錚錚たるアーティストが公演を行っています。今後も、TM NETWORKや稲葉浩志(B’z)、SEKAI NO OWARI、宇多田ヒカル、あいみょんのライブが予定されている話題のアリーナです。

株式会社Kアリーナマネジメント
執行役員 横山雅一さん

「Kアリーナ横浜は、音楽に特化したアリーナです。音楽は平和でないと楽しめません。世の中の平和のために人々に和んでいただけるよう、Kアリーナ横浜から世界に向けて、いろいろな音楽を発信していきたいと思っています」

Kアリーナ横浜の大きな特色は、ライブ・コンサートそのものだけでなく、公演前後の時間帯の過ごし方や飲食なども楽しんでもらえる「新しいアリーナ」をコンセプトに掲げている点。中でも注目は、ホスピタリティに溢れたVIPエリアです。国内では類をみない高級感溢れる専用ロビーとラウンジを持ち、欧米では一般的となっているラグジュアリーな鑑賞スタイルでライブ・コンサートを楽しめる空間が作られており、そのVIPエリアに、ローランドの最高峰デジタル・グランドピアノ「GP-9M」が導入されました。
 
「音楽特化型アリーナなのだからラウンジにも楽器を置きたいね」。そんな発想から、VIPエリアの設計段階で、ピアノの設置が決まったのだそうです。

楽器としてのグレードの高さと、
空間環境への適応力が導入の決め手に

横山さん

「Kアリーナ横浜は、音楽に特化したライブ会場として、最高の音響を目指し、常設PAスピーカーの質、そして数にもとことんこだわりました。ですので、VIPエリアに設置するピアノについても、とてもこだわって選定しました」

では、どのようなピアノを導入するのか。楽器の選定に際しては、まず次の3点がポイントになったとのこと。
 
VIPラウンジは三面ガラス張りの空間のため、季節により寒暖差が生じやすい。直射日光が楽器に当たる。ピアノが弾かれない期間が長くなってしまうと、楽器にとっても良くない。
このような環境では、アコースティックのグランドピアノでは調律が狂いやすく、頻繁なメンテナンスが必要となります。しかも、VIPエリアに来たゲストが「弾いてみたい」と思った時に調律が合っていないと、そもそもピアノを置く意味がない。そこで、アコースティック楽器にとっては条件のよくない環境でも適応できると同時に、ピアノとしても質の高い楽器として、電子ピアノに的を絞ったのだそうです。

株式会社Kアリーナマネジメント
営業部 シニアアドバイザー 三好康晴さん

「スタッフが手軽にメンテナンスでき、自動演奏機能があるという点も、電子ピアノを選んだ大きな理由でした。音楽を楽しみに来た会場のVIPエリアで、普通のスピーカーからBGMが鳴っていても、それは楽しくない。そこはやはり、ピアノで奏でているという雰囲気を演出したいと考えたんです」

こうしたリクエストを受け、北薗さんが候補モデルを選定。その中から、最終的にGP-9Mを選んでいただきました。

株式会社サンフォニックス
IT事業推進室室長 北薗敏之さん

「Kアリーナ横浜さんのニーズに応えられる楽器をいくつか選定しましたが、私の中では最初から、ピアノとしての演奏性の質や精度の高さ、実際に鍵盤が動いて音楽を鳴らせる自動鍵盤機能、そして家庭用の電子ピアノよりもグレード感の高いモデルという要素をかけ合わせたときに、もうGP-9Mしかない、これがベストだと考えていました」

広い空間を十分にカバーする内蔵スピーカー、
自動鍵盤ならではのBGM演奏

GP-9Mを推してくださった北薗さんも、ひとつだけ心配事があったそうです。それは、GP-9Mの本体内蔵スピーカーのサウンドだけで、広いVIPラウンジ全体をカバーできるのかという点。しかし横山さん、三好さんからは、「それはまったく問題ありませんでした」と言うお墨付きをいただきました。

三好さん

「例えば、ホテルのラウンジに置かれているピアノでも、演奏を聴きたい方はピアノの近くに行きますし、何気なくピアノの音が聴こえていればいいという方は、ピアノから離れた場所でお話をされる。そういう意味でもGP-9Mのサウンドは、私どものVIPエリアには十分に満足できるものでした」

また横山さんによるとこのVIPエリアで20~30名のパーティが実際に開かれ、ゲストのプロ・ピアニストがGP-9Mを演奏したこともあったそうです。その際、サウンド面はもちろんのこと、演奏面においても「電子ピアノとは思えない表現力」と好評だったという嬉しいお話も。

横山さん

「楽器を選定する際に、いい音で演奏ができ、そしてBGMとして音楽を楽しめるピアノという点にこだわりましたので、GP-9Mにはとても満足しています。実際に使い始めてみると、操作も簡単ですし、スタッフがいろんなBGMを選曲でき、手軽に演奏(再生)させられるという点もいいですね」

GP-9Mの絶妙なデザイン・バランスと
インテリア的要素

今回のインタビューで、特に三好さんと北薗さんからは、楽器としての音色/演奏性/機能性の他にも、GP-9Mを導入して感じたメリットをたくさん伺えました。
まず三好さんは、キャビネット・デザインもGP-9Mのお気に入りポイントのひとつだとおっしゃいます。

三好さん

「目にした瞬間、 “ああ、ピアノだ”と誰もが感じる、愛着あるピアノ本来のフォルム。それがVIPラウンジにあるというのがいいですよね。しかもGP-9Mは形状のバランスがとてもいい。グランドピアノ型の小さな電子ピアノって、欲しいと思っても、形がいいなと思う楽器ってなかなかないんです。その点、これは小さすぎず大きすぎず、絶妙なデザインだと思います」

三好さんによると、GP-9Mの高いデザイン性から「ピアノの周りに人が集まれるようにしたい」とVIPエリアの空間デザイン担当者が提案し、ピアノのフォルムにフィットするテーブルを特注で作ったのだとか。こうしたインテリア的な要素に対する創意工夫を取り入れやすいという点も、電子ピアノならではの強みだとポジティブに感じていただけたようでした。

搬入や移動のしやすさも
GP-9Mの隠れたアドバンテージ

一方で北薗さんは、機材を納入する業者視点で、搬入や運搬の手軽さを電子ピアノの大きなメリットとして挙げてくださいました。

北薗さん

「GP-9Mの搬入はすごく楽でした。こういうスペースにアコースティックのグランドピアノを入れるとなると、作業自体がものすごく大変ですし、とても神経を使うんです。搬入時は、そもそも建物自体も施工途中の段階ですから、通常とは違う経路で運ばないといけませんし、アコースティックのピアノだと、ただ移動できればいいというわけにはいきません。移動中に何か不具合が起きると、楽器の品質を損ねてしまいますし、当然、設置後の調律も必要になります。
 
その点GP-9Mはアコースティックのグランドピアノと比べると軽量で、大人が数名いれば容易に移動させられますし、サイズ的にも普通にエレベーターに乗せられました。組み立ても足を取り付けるくらいと簡単で、電源を入れればすぐに演奏できます。傷さえ付かないように気をつければ手軽に搬入や搬出ができ、納入後に“演奏する場所を変えたい”となっても、わざわざ専門業者を呼ばずとも、スタッフさんが数人いれば、すぐに移動させられる。このメリットも、とても大きいと思います」

三好さん

「アコースティックのグランドピアノだったら、そもそも“動かす”という発想にはなりませんよね。ピアノありきの空間になる。でもGP-9Mは場所を動かせるので“ピアノと一緒に何かやろう”という発想に変わっていく。そこも電子ピアノの良さだと思います。また仕事柄、いろんな場所でピアノを見てきましたが、例えばクルーズ船のステージでアコースティックのピアノが使われていると、長い時間ずっと船で揺らされていますから、どうしても調律が狂ってしまいます。すると音のズレが目立ってしまって、演奏を聴いてもあまり気持ちよくなれないんです。そうならない点も、電子ピアノの強みですよね。
 
これは余談ですが、ライブ・ツアーでアコースティックのピアノを現地調達すると、搬入して、組み立てて、調律をして、ようやくリハーサル。その後、再び調律をし直して、やっと本番を向かえます。でもこれだと、予算とタイムスケジュールの両面で、なかなか厳しいですよね。そういった場面も含めて、GP-9Mのようなハイ・グレードの電子ピアノに対するニーズは、これからますます高まっていくと思います」

ますます広がる電子ピアノの可能性と
新たな活用シチュエーション

電子ピアノは、当然ながら楽器としての質の高い音や響き、鍵盤タッチなどの優れた演奏性能が何よりも重要です。その一方で、今回取材させていただいたKアリーナ横浜のVIPエリアのように、ピアノという楽器が必要とされる空間やシチュエーションは、ステージに止まらず、ますます広がりをみせています。そうした中で、操作性やメンテナンスの手軽さなどの“使い勝手”も、電子ピアノの新たなメリットとして注目いただいていることを実感しました。
 
そのうえで、トップ・ピアニストの演奏表現力にも十分に応え得るポテンシャルをもつGP-9Mは、もはや「グランドピアノの代わり」ではなく、Kアリーナ横浜VIPエリアのラグジュアリーな空間を演出する楽器として、電子ピアノが持つアドバンテージが大いに期待されていることを、横山さん、三好さん、そして北薗さんのお話を通して強く感じました。

横山さん

「GP-9Mでしたら、他の楽器と一緒に演奏することもやりやすいでしょうし、オーディオ関係の接続にも対応しているので、ただピアノを弾くというだけでなく、進化した使い方、進化した楽しみ方にも今後はチャレンジしてみたいと考えています。例えば、どなたかに弾いていただいた演奏をメモリーして、それを自動鍵盤で演奏させながら別の方がピアノを弾く“連弾”もできると伺っていますので、そうした機能もぜひ使ってみたいです。
 
もっと多くの方に音楽を楽しんでいただき、音楽人口を増やしていくという意味でも、ゆくゆくはこの電子ピアノも含めて、VIPエリアをさらに活用していきたいと思っております」

Kアリーナ横浜

https://k-arena.com/

~すべては『音楽』を楽しむために~をコンセプトに掲げる世界最大級の音楽アリーナ。音楽の素晴らしさをより深く感じていただくための設備を細部にまで詰め込み、アーティストが奏でる音楽を心ゆくまで楽しめる空間を提供。

株式会社サンフォニックス

https://sunphonix.jp/

国内最大規模の楽器レンタル、国内外の音響業務、主要放送局や音楽スタジオでの技術委託業務、音響設備のシステムプランニングからオンラインストアの運営まで、幅広く総合音楽事業を行なっている。

Products

製品情報

自動鍵盤などデジタルならではの楽しみ方を実現する
ローランド最高峰のデジタル・グランドピアノ。

デジタル・グランドピアノ

GP-9M

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