【ケイオン】軽音楽部 訪問日誌 -Diary02-

高等学校の文化系部活動の中でも高い人気を誇る「軽音楽部」。今回は、東京都内の高校軽音楽部にTD-1DMKを試していただき、使用感や各種機能に関するお話を伺いました。

高等学校の文化系部活動の中で高い人気を誇る「軽音楽部」。バンドで合奏したり、個人練習に取り組むなど、放課後に多くの部員が楽器演奏に励んでいます。
そこで課題になるのが「練習場所・練習時間の確保」と「機材の管理」です。
特にドラムは、サイズや音量面の問題などがありますが、電子ドラムがあれば、場所を選ばずセット全体を使った練習ができ、なおかつメンテナンス・コストや保管スペースを減少することができます。
今回は、同じ悩みを抱えていた東京都内の高校軽音楽部さんに「TD-1DMK」を試していただき、使用感や電子ドラム導入によるメリットを伺いました。

現在の部員数とバンド数を教えてください。

杉野森 渉先生(以下、杉野森):

3年生を含めると、今年度のライトミュージック部は57名で活動しています(取材時)。バンド数は3年生を入れると、合計で16バンドです。

活動日や練習場所、活動内容など、
普段の様子を教えてください。

杉野森:

活動日は水曜日・金曜日・土曜日の週3日です。本来であれば、今年度から月曜日を追加して、週4日の活動にする予定だったのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で活動日を増やすことができなかったため、今年度も週3日としています。

練習場所は本校のホールを水曜日と土曜日に使わせていただき、活動しています。金曜日はホールが使えないため、普通教室を2部屋使用して、練習に取り組んでいます。ホールではアンサンブル練習をメインにし、普通教室では各自が個人練習をしたり、パートごとに集まったり、バンドでミーティングをするなど、教室でできる活動をさせています。アンサンブル練習は、セッティングの時間込みで15分から20分のスケジュールを組み、各バンドが練習に励んでいます。水曜日は6バンド、土曜日は10バンドが入れるので、全バンドが週1回は音出しができる状況です。

夏と秋の大会以外では、
どのような演奏の機会がありますか?

杉野森:

本校では、毎年4月と5月に新入生歓迎ライブを開催しています。その後、1年生が正式に入部したタイミングで「シャッフル・バンド」を組ませているんです。これは1年生から3年生の部員をごちゃ混ぜにしたバンドを顧問が組み、1ヶ月間で練習し、発表会で全バンドに演奏させる取り組みです。その後、7月末から8月上旬にホールで定期ライブを開催したり、毎年夏合宿を実施しているので、合宿の最終日にも成果発表の演奏会を行っています。

9月の文化祭が終わると3年生が引退するので、そのタイミングで今度は1、2年生でシャッフル・バンドを組み、お披露目ライブを11月に行っています。その後、各自が組んでいたバンドに戻り、12月末にクリスマス・ライブを、3月には3年生を送る卒業ライブを開催しています。

本校のライトミュージック部は人数が多いので、今まで関わったことがなかったり、話をしたことがない…という人が出てしまいます。しかし、私は音楽を演奏する上で「コミュニケーション」が一番大切だと考えているので、人と話すのが苦手云々ではなく、慣れてもらうためにも、毎年シャッフル・バンドを組ませています。「上級生がきちんと下級生の面倒を見る」という目的も含め、コミュニケーションをしっかりと取ってもらうことを意識しながら実施しています。また、中にはバンドが解散してしまい、活動できなくなった部員もいるので、そのシャッフル・バンドを足がかりにして、新しいバンドを組む…というキッカケを与えられれば、とも考えています。

部員数の多い部活動だと思いますが、
苦労されている点を教えてください。

杉野森:

一番悩むところは各部員の「音楽に対する熱量の差」です。どの学年の中にも、どうしても「差」というのは生まれてしまうので、「一生懸命にやりたい!」という子と「そんなに…」という子の間でトラブルが起こることがあります。

それから、練習場所と機材ですね。練習場所に関しては、ある程度の音量が出てしまうので、これまで近隣の方から苦情をいただくことがありました。本校は防音設備がないので、活動場所や活動時間、音量などに苦労しています。

機材に関しては、大切に扱っているのですが、ドラムのシンバルをはじめ、消耗品もまとまった金額が必要なことが多いので、金銭面も悩みの1つです。真空管を搭載したギターのアンプヘッドも、乱暴に持ち運びをすると真空管が割れてしまい、修理に数万円がかかってしまいます。また、音楽室やホールが使えない時の練習環境が整っていない点も苦労しているところです。

今回、お使いいただいた
TD-1DMKの第一印象を教えてください。

杉野森:

「とても使いやすいな…」というのが、率直な感想でした。コンパクトなので、そこまで収納場所を取らなくても保管ができるということと、個人練習はもちろん、アンプやミキサーにつなげることでバンド練習にも使えるので、部員たちも貴重な体験をさせていただきました。バンド練習では電子ドラムをキーボード・アンプに接続し、ギターやベースの部員もミニ・アンプを持ち寄り、アンサンブルの練習を行いました。

TD-1DMKは、どのあたりが良かったでしょうか?

杉野森:

これまでのパッド練習ではなく、ドラムセット全体で練習に取り組めるので、「ドラムを叩く」という感覚を養う面で、電子ドラムはとても良いと思います。叩いた際のリバウンドもTD-1DMKはダブル・メッシュ・パッドなので、アコースティック・ドラムの感覚に近く、部員からも好評でした。また、いろいろなジャンルのサウンドを搭載しているので、バンド練習で使う電子ドラムとしても最適なモデルだと思います。他にも、シンバルのセンサーが優れているので、少しの力量でショットした場合も大きく発音してくれます。ただ、電子ドラムに慣れすぎてしまうと、中には実際のドラムでシンバルを叩く際に、迫力のある音量を出せない子がいるので、そこは注視しないといけないと感じました。

顧問の先生が考える「電子ドラム」の利点は
どこにあると思いますか?

杉野森:

「ドラムを叩く感覚を掴む」という点で、電子ドラムは練習にピッタリのツールだと思います。また、収納するスペースや練習場所を選ばずに使用できるところが、とても魅力的ですね。既にある程度、アコースティック・ドラムが叩ける部員に対しても、練習時間や音出しができる場所に限りがあるので、電子ドラムのおかげで「ドラムに触れる」という経験値を増やせるので、ありがたいと思いました。

ありがとうございました。

次に、ドラムを担当している
軽音楽部員の皆さんに話を伺いました。

ライトミュージック部は、
どんな雰囲気の部活動ですか?

Aさん:

みんな明るくて、楽しい雰囲気で練習に励んでいる部活動だと思います。

Bさん:

先輩・後輩の仲が良く、和やかな雰囲気で活動していますが、先輩や顧問の先生が厳しく指導してくださる時もある、メリハリのある部活動です。

バンドで演奏する楽曲は、
どのように決めていますか?

Cさん:

メンバーでローテーションを組み、順番に演奏する曲を決めています。私たちのバンドはMrs. GREEN APPLEが好きなので、今はそのバンドの曲をコピーしています。

Dくん:

メンバーで話し合いをし、「自分たちなら、この曲をコピーできそう!」というのを決めて、練習に励んでいます。

下級生から見て、上級生はどんな先輩ですか?

Eくん:

ドラムの叩き方でつまずいてしまったことや演奏する上でのアドバイスをわかりやすく、丁寧に教えてくれる優しい先輩です。

Fくん:

とてもフレンドリーで、ドラムを叩く際の苦手なところをしっかりと教えてくれる、頼りになる先輩です。

ライトミュージック部に所属していて、
良かったと感じるのはどんな時ですか?

Gくん:

ライトミュージック部は充実感を味わえる部活動だと思います。部活動に所属しているからこそ、学べることがいっぱいあって、人間関係をはじめ、仲間とのコミュニケーションや「楽器を演奏する」ということに対して思うこと、他のバンドを違う視点で見ることができるなど、いろいろな発見があるので、入部して良かったです。

Hくん:

入部してから、友人とのコミュニケーション力が向上したので、良かったです。バンドで演奏する曲を決める際、そこには主張と妥協があり、お互いに意見を出し合うので、それらの能力が高まりました。

TD-1DMKの第一印象と、
叩いてみた感想を教えてください。

Iくん:

僕は体格が大きい方なので、はじめは「少し叩きにくいのかな…」というイメージがあったのですが、実際に叩いてみると、スネアやタム、シンバルの角度や高さ、距離などを自由に変えることができたので、そういった点はまったく感じませんでした。また、叩いた際のリバウンドがしっかりとあるので、実際のドラムに近く、ヘッドフォンを着けることで、ドラムの演奏に集中できるので、とても良いと思いました。

Jくん:

いろいろなメーカーの電子ドラムがあると思いますが、RolandのTD-1DMKはすべてのパッドがダブル・メッシュ仕様なので、実際のドラムに近く、再現度が高いと感じました。また、電子ドラムを叩いた際に音の遅れや違和感も感じなかったので、とてもアコースティック・ドラムに近いという印象を持ちました。シンバルの高さや向きを自由に変えられて、自分の叩きやすい位置にセッティングができる点も良かったです。

Aさん:

今、学校にある電子ドラムはパッドがすべてゴム製のモデルなのですが、今回のTD-1DMKはメッシュ仕様ということで、叩いた際の打感のリアルさに感動しました。ハイハットの開閉も、今まで使っていた電子ドラムはサウンドの変化をあまり感じなかったのですが、TD-1DMKはしっかりと音色が変わるので、ハイハット・コントロールの再現度も高いと思いました。

Bさん:

叩いた際の音の遅延がなく、瞬時に反応してくれるので、アコースティック・ドラムに近いと感じました。ドラムセット全体はもちろん、シンバルの残響音もリアルで、叩いていて楽しかったです。

Cさん:

サウンドが実際のドラムに似ているので、とても良かったです。また、これまで学校で使っていた電子ドラムはキックがペダル・タイプのものだったのですが、TD-1DMKは自分が使っているペダルを取り付けることができるので、とても踏みやすく、大きな違いを感じました。

Dくん:

搭載されているサウンドの種類が豊富なので、好みの音色を選んで、楽しく演奏することができました。また、パッドを叩く場所や力加減でサウンドが変化したり、音量が変わるので、そのリアルさに感動しました。

本体に搭載されている「コーチモード」は、いかがでしたか?

Eくん:

ドラムを演奏する際に大切な「リズム・キープ」の練習に最適だと思いました。点数が表示されるので、自分の力量を客観的に判断することができるのと、それが次へのモチベーションになり、目標設定ができました。

電子ドラムを使って練習することで、
どんな力が身につくと思いますか?

Fくん:

これまでのトレーニング・パッド(ゴム製)を使った練習では、各キットの距離感を掴んだり、メトロノームを鳴らしながらの練習や演奏を録音することはできなかったのですが、電子ドラムを使うことでセット全体で練習ができるので、ドラムを叩く感覚を養う意味でも、積極的に電子ドラムを使う方が良いと思いました。

Gくん:

メトロノームやレコーディング機能を使うことで「リズム・キープ」を強化できるので、バンドで合奏した際のアンサンブルの力も向上すると思いました。

今後、ライトミュージック部をどんな風にしていきたいですか?

Hくん:

一人ひとりの技術面の向上はもちろん、部全体としての団結力も高めていきたいと思います。

Aさん:

今まで先輩や顧問の先生に頼り切っていたところがあるので、代替わりをした今、部活動の運営や備品の管理といった基本的なことを見直し、能動的に取り組んでいきたいと考えています。

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