【INFO】Mix Performer MX-1 活用術 -BEAT FX編-

“演奏できるミキサー”の、演奏できる理由。その鍵となるエフェクターの特長をお届けします。

MX-1 BEAT FX
“演奏できるミキサー”の
演奏できる理由。

“演奏できるミキサー”として、セットリストの定位置を獲得しつつある[Mix Performer MX-1]。その鍵となるエフェクターの特長を、「BEAT FX編」「MASTER FX編」と2回に分けてお届けします。

Line up:BEAT FXについて / エフェクトtype / MX-1パフォーマンスMovie

BFXってなんだ?

[BFX=BEAT EFFETCT…?]

今回は本体左側にある[BFX]に注目します。まずはBEAT FXを絡めたパフォーマンスMovieをご覧ください。

何となくイメージできたのではないでしょうか?BFXとは[BEAT FX]の略で、クロック・マスターに指定した機器のテンポに同期し、ミキサーにインプットした音すべてに自由に掛けられるエフェクト、ということですね。「ここはこうこうこう!」みたいなフレキシブルなエフェクト・ルーティングが簡単にできます。

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エフェクト・タイプ

[3 BFX Onborded]

タイプは[FILTER]、[SIDE CHAIN]、[SLICER]の3種類。前の記事で紹介したMASTER FXと同様、それぞれのエフェクトには数多くのバリエーションが用意されています。

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  • FILTER
    使いやすくも、キレのある王道エフェクト。
  • SIDECHAIN
    小難しい設定は必要なし。”今っぽい”演出するならこれ。
  • SLICER
    使ってわかる、独自の”ハネ感”の正体。
エフェクトのかけかた。

まず、本体上部の16個のステップ・シーケンス・ボタンにエフェクトを掛けたいタイミングを入力。(このステップ・シーケンサーに何も入力されていないと、効果が全く掛かりません!)そしてMX-1の[START/STOP]ボタンを押してステップ・シーケンサーを走らせると、ステップ・シーケンス・ボタンに入力したタイミングでエフェクトが掛かります。

人気No.1のSIDE CHAIN

最も反響が大きいのが[SIDE CHAIN]です。今や定番中の定番である”あの音”を簡単に生み出すことができます。先に紹介した動画でも、その音をお聞きいただけます。そして、全音符(いわゆる白玉)でコード弾きしていてもカッコよく見せられるという点ではあまり鍵盤が弾けない(勿論、弾けてもいいですけど…)キーボーディストにもオススメの機能と言えます。
[SLICER]は、入力したタイミングで音を切ってくれるエフェクト。ステップ・シーケンサーの[LAST STEP]と組み合わせても面白い効果が得られますね。

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ちなみに…

BEAT FXは[BFX]ボタンをONにしたトラックにのみ掛けることができます。また、どの程度エフェクトを掛けるのか?も、リアルタイムに調整することができます。先ほどの[SIDE CHAIN]も”徐々に掛けていく”という、今っぽい使い方ができるわけです。ステップ・シーケンサーを走らせることで掛かるエフェクト、ということは、
動画のパフォーマンスのようにTR-8などと同期させることでその面白さがさらに引き立つわけです。もちろん、AIRAシリーズでなくても、PCをマスターにしてもいいですね。

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最後に。

[Daisuke Asakura Plays AIRA & JD-X]

MX-1のエフェクターによる効果は、先日公開した浅倉大介さんのパフォーマンス・ビデオでもご覧頂けます。SIDE CHAINEの使いどころと、入力ソース(どのシンセの音か)にも注目です。

MX-1に搭載された、もう一つのエフェクト「MASTER FX」の解説も合わせてご覧ください。

Mix Performer MX-1
MX-1は、リズム・マシン、シンセ、DAWなど、ライブ・パフォーマンスに必要な入力ソースをスマートに接続できる高音質設計のデジタル・ミキサーです。ミキサーとしての機能に加えて、コントロール・サーフェスやオーディオ・インターフェースとしても活躍。 さらに本体のマスター・テンポや接続機器とシンクするビート・エフェクトも装備。 制作現場やライブ・セットの中枢として、アクティブにプレイできるミキサーです。

Mix Performer MX-1
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