V-Drumsにパッドを組み込んだら…
パッドにケーブルを接続する・プラグは奥までしっかり挿す!
ここでも、TD-17KV-SまたはTD-17K-L-SにV-Cymbal Ride CY-13Rをライド・シンバル用パッドとして追加する場合を例に挙げます。
TD-17KV-SとTD-17K-L-Sは、クラッシュ用とライド用にCY-8というシンバル・パッドが2枚セットされています。まずは、そのうちのライドとして使用している1枚を、2枚目のクラッシュとして使用するためのセッティングから始めます。
① ライド用CY-8に接続されている「RD」と記載されているプラグを抜く。
② ライド用CY-8をシンバル・アームから取り外し、代わりにCY-13Rを取り付ける。
ドラム・スタンドに追加で取り付けたシンバル・マウントMDYシリーズに先ほど取り外したCY-8を装着する。
※CY-8をそのままの位置で使用する場合は、ドラム・スタンドに追加で取り付けたシンバル・マウントMDYシリーズにCY-13Rを装着します。
③ CY-13Rの裏面にある端子に、プラグ2つを接続する。
・「RD」と記載されているプラグ ⇒ CY-13Rの「BOW/EDGE」OUTPUT端子に
・「RDB」と記載されているプラグ ⇒ CY-13Rの「BELL」OUTPUT端子に
④ ライド用に使っていたCY-8のOUTPUT端子と、音源TD-17のパッド追加用端子「CRASH2」を、CY-13Rに付属しているケーブルで接続する。
これでCY-13Rのスタンドへの組み付けとケーブル接続が完了しました。
ケーブルのプラグをパッドに接続する際、よくありがちなのが、プラグが端子にきちんと挿さりきっていない、いわゆる”半挿し”状態になってしまうことです。パッドにケーブルを接続した状態でパッドの位置を調整しているときに、何かの拍子にプラグが端子から外れかけることもあります。この”半挿し”状態では音が正しく鳴りません。プラグを端子に挿す時は、奥までぐっと挿し込むように心がけましょう。
基本設定は「Pad Settings」でパッドの型番を選ぶだけ
パッドと音源を接続した後には、パッドを叩いて音が正しく鳴るようにするために、音源側の設定が必要です。
V-Drumsキットの場合、そのキットで使われているパッドに対応したセッティングが音源側であらかじめ設定されていることがほとんどなのですが、パッドを後から追加する場合は、必ずこの設定を行う必要があります。
① [SETUP] ボタンを押します。
② 中央のダイヤルで「Pad Settings」を選び、[ENTER] ボタンを押します。
③ 画面下の一番左のボタンを押して、 (TYPE) タブを表示させます。
④ 設定したいパッド(今回はRIDE)を、CY-13Rを実際に叩くか、ダイヤル左の[∧][∨]ボタンで選びます。
⑤ ダイヤルで、パッドの種類を「CY-13R」と選択します。
これでCY-13Rのパッド設定が完了し、演奏できる状態になりました。パッドの型番を選ぶだけなので、簡単ですね。
音源の機種によって呼び方が異なりますが、「セットアップ」の項目に入るとTD-17のように「パッド・セッティング」、または「トリガー・タイプ」といった項目で設定が可能です。
自分の好みに応じて細かい設定も可能
さらに一歩進んで、お好みに応じて音の鳴り方を細かく設定することができます。ここでご紹介する「Sensitivity(感度)」の設定で、叩く強さと音の大きさのバランスを調整することができます。
⑥ 先ほどの⑤Pad SettingsのTYPE画面で、画面下の真ん中のボタンを押して、(BASIC)タブを表示させます。
⑦ ダイヤル左の[∧][∨]ボタンで「Sensitivity」を選びます。
⑧ ダイヤルを回して、感度を調節します。
Sensitivityの数値を上げれば上げるほど、弱い打撃でも強い音が出るようになります。まだ小さなお子さまが叩くときに、少し感度を上げておくと音が出やすい状態になります。お子さまの成長とドラムの上達具合に合わせて少しずつ感度の値を元に戻すと、本来の打撃の強さと音量のバランスを身につけることができます。