第一線で活躍するプロ・ドラマーが語る、V-Drumsのフラッグシップ・モデル TD-50KV with KD-A22の魅力。自宅やプリプロですでにV-Drumsを愛用しているピエール中野さんにうかがいました。
ドラムクリニックなどでよく話していることですが、演奏のちょっとしたズレはアコースティック・ドラムよりV-Drumsの方が気になるんです。それこそ1,000分の1秒とかのズレもはっきりわかるので、音楽に対して自分がどういうタイムで臨むかという練習にV-Drumsは向いていると思います。僕自身、自宅練習でTD-30のフルセットを使い、そこはかなり意識するようになりました。
その上でアコースティック・ドラムに向かい、V-Drumsで鍛えたタイム感とアコースティックならではの鳴らし方で、より音楽的なプレイに仕上げていく。これが今の自分の練習の流れになっています。
今回登場した新しいスネアとライドは、実際に叩いてみるまで“どうして大きくしたんだろう?”と思っていましたが、演奏にのめり込める感覚が今までとは全然違います。多くのプロ・ドラマーは、スネア1台、ライド1枚をいろいろ叩き分けて楽曲を効果的に演出していますが、それを今まで以上にしっかり表現できる。
早速、自宅の練習用セットにTD-50と併せて導入しました。あと、僕はキック・ペダルのスプリングを緩くしてプレイにかなり強弱をつけるタイプなので、思い切り踏みたい時も遠慮なくいけるKD-A22もすごくいいですね。