DAW女たちの歩みは止まらない!
DAW女子会 Vol.2レポート feat.小南千明
「DAW女子会VOL.2」
Web上で”まとめサイト”ができるなど、日に日にクリエイターたちにその名が浸透していっている感のあるキーワード、DAW女(←だうーじょ、と読むそうです)。7月1日に行われたDAW女子会 Vol.2より、主催の小南千明の機材レポートをお届けしよう。
彼女のトレードマークとしてもお馴染みのRoland JD-Xi。前回とは違い赤と黒のレギュラー・カラーだ。なんでもホワイト・モデルは6月のワンマンリハ中に勢いあまって破損させてしまい、現在入院中だそう。本編ではシンセ・ブラスやシンセ・パッドを中心にメインで使用。ボコーダーを使ってのパフォーマンスをするシーンもあり、JD-Xiの魅力をフルに引き出していた。
今回新たに導入されたのがリズムパフォーマーTR-8。オープニング曲「Quantize」ではサビ前にキックを”抜く”といったMUTE奏法もバッチリ決めていた。TR-8はMacからのオーディオを出力するオーディオ・インターフェースとしても使用。これまで数々のオーディオ・インターフェースを世に送り出してきたRolandだからできる、楽器とI/Oの融合。何が嬉しいって・・・荷物が減るところでしょうね(笑)。
彼女がTR-8を導入するきっかけになったのが、彼女自身も出演するインターネット・ラジオ番組「Tokyo Tech Street “CREOFUGA RADIO“」。この番組内で初めてTR-8を知り、そのひと月後にはライブ本番で使ってしまうというアクティブさ、すごい!! 毎月第4水曜日はローランドの面白い楽器が裏話と共に紹介されるコーナーがあるので、ぜひ聞いてみてほしい。
「PCが、アコギに変わる新しいツールになりつつある。」 そんなコメントをWebで見かけたが、小南千明のステージを見るとその”波”が本当に来ていることを実感する。DAW女と呼ばれはじめた彼女たちに求められる「コンパクトな楽器」「オーディオ・インターフェース」の2つの要素。これらを兼ね備えたRolandプロダクトはきっと価値があるはずだ。