【Movie】JD-XA Musician’s Impression by Hideki Matsutake

松武 秀樹氏が「Analog / Digital Crossover Synthesizer JD-XA」を語る。

Hideki Matsutake

“なによりも素晴らしいと思ったのは、フィルターの切れ味。そしてエンベロープ・ジェネレーター。フィルターのエンベロープの切れ方で、そのシンセの音色が決まってくるんです。”

Artist:松武 秀樹 [Hideki Matsutake]

1951年生まれ。1970年の大阪万博アメリカ館で、シンセサイザーとコンピュータを組み合わせて演奏されていた「スイッチド・オン・バッハ」を聴き、新しいフィールドに大いなる興味と関心を抱く。
20歳から冨田勲氏のアシスタントとして、当時日本には数台しかなかった“モーグ・シンセサイザー“による音楽制作のスタッフを経験。独立後もシンセサイザー・ミュージックの可能性を追求、モーグ・シンセサイザー・プログラマーの第1人者としてロック、ポップス、CM音楽のレコーディングに参加する。1978年、矢野顕子のアルバム『トキメキ』のニューヨーク・レコーディングにおいてデジタル・シーケンサーを使用。坂本龍一のソロ第1作『千のナイフ』 への参加をきっかけに、1978年~1982年にかけて、サウンド・プログラマーとしてYMO作品に参加し、数々の伝説的なレコーディングを経験。また、ワールド・ツアーを含めたYMOライブにも帯同。通称”タンス・シンセ”と呼ばれる巨大シンセを操りながら世界に大きな衝撃を与え、「YMO第4のメンバー」と称される。1981年には自身のユニットであるLOGIC SYSTEMを結成し、現在までに10枚のアルバムを発表。その内の2枚は世界8ヶ国でリリースされ、各地に熱狂的なファンを生み出した。

2011年に入り、再びLOGIC SYSTEMの活動が活発化。DJ HARVEYを筆頭に豪華リミキサー陣が参加したEPシリーズ第1弾『RMXROGIX』のリリースに合わせて、エレクトロニック・ミュージックにフォーカスを当てた新レーベル<MOTION±(モーション・プラス/マイナス)>を始動させる。5月の“FREAKS MUSIC FESTIVAL”、6月にUNITで行われたライブ・イベント“SPECTACLE”では会場を大いに沸かせ、アナログ・シンセのブッ太いサウンドでオーディエンスの体を見事に揺らし続けた。

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