【ARTIST】meet the V-Drums #02 VAD706 × 仄雲

大きく進化を遂げたV-Drumsのフラッグシップ・モデル「TD-50X」シリーズを、日本屈指のプロ・ドラマー達が最高のパフォーマンスでプレイし、その魅力を語る。それが“meet the V-Drums”。第2回目は、YOASOBIのサポートとして活躍中の仄雲氏に登場いただき、「VAD706」の可能性に迫る。

 

#02

仄雲

HONOGUMO

大きく進化を遂げたV-Drumsのフラッグシップ・モデル「TD-50X」シリーズを、日本屈指のプロ・ドラマー達が最高のパフォーマンスでプレイし、その魅力を語る。それが“meet the V-Drums”。
 
第2回目は、YOASOBIのサポート・メンバーとして躍進中の仄雲(ほのぐも)氏に登場いただく。
 
今回、VAD706のアコースティック・ドラムと変わらぬ見た目と音に驚きながらも、柔軟さが求められるYOASOBIのバンド・サウンドにおいて、電子ドラムとしてのメリットを強く感じたという。いま注目すべき仄雲氏のパフォーマンス動画とともに、その実力をチェックしてほしい。

INTERVIEW

仄雲さんはサンプリング・パッドSPD-SXを導入されていますが、具体的にどのように使ってきましたか?

同期がない曲の飛び道具的な使い方や、パッド・トリガーやサンプラーとしても使っていました。ライブでの使用はもちろん、リハーサルにおもしろいサンプルを持っていって、場を和ませるとか、リハの時にそういう使い方をしています。

VAD706を演奏した感想を聞かせてください。

今までの電子ドラムもすばらしかったんですが、打感も見た目もアコースティックにより近くて、耳に返ってくる音が自分の表現しようと思っているニュアンスと、ほぼ誤差なく入ってくるという気持ちよさを感じました。特に、ハイハットですね。本当に感動しました。

今後、本格的にVAD706を導入されるようですが、どのように使用していきたいですか?

僕がサポートしているYOASOBIでは、電子音の使用が多いので、それで使うのはもちろんなんですが、タム類にも今回は注目していて、チューニングがすぐに設定できますし、モジュールのEQによって場所が変わっても音作りがしやすい。そういう利点があるかなと思います。見た目と表現力がよりアコースティック・ドラムに近づいたことで、生音が出しづらい場所、さまざまな場所で活用していきたいと思っています。
また、7月4日の配信ライブUT×YOASOBI「SING YOUR WORLD」で使用させてもらいました。見た目、音は完全にアコースティック・ドラム。本当に音がいいです(笑)。
今までも曲ごとにキーを合わせて演奏したかったので、これからは、現場によっては音源でそういった調整もすぐにできる利点を生かして、VADを組み込む予定です。より自分やバンドに合ったハイブリッド・ドラムのシステムを構築したいですね。

今回演奏した曲とのマッチングなどはいかがでしたか?

ドラマーも宅録の時代になると思いました。プリセットの音も申し分ないですが、いざ現場で使ってみて自分の理想とする音作り、出したいニュアンス、曲への馴染み方、性能の高さに驚かせられっぱなしでした。EQやMIXを覚えればPCとこのTD-50Xで完結します。ドラマーの家に一台、TD-50Xといっても過言ではないと思います。

最後に一言お願いします。

このVAD706は、叩いてもらったらその良さがすぐに実感できると思うので、ぜひ演奏してみてください。よろしくお願いします。



PRODUCTS

VAD706

ローランドのV-Drums技術と、アコースティック・ドラムの手作りのディテールを組み合わせた、かつてない電子ドラムの最高峰

TD-50X Upgrade

TD-50ユーザー必見、お手持ちのTD-50を最新音源モジュールTD-50Xの表現力にアップグレード

SPD-SX

パフォーマンス性能を磨き上げた、最新型サンプリング・パッド

ARTIST PROFILE

仄雲(ほのぐも)

福岡県出身。2020年12月31日、第71回NHK紅白歌合戦にYOASOBIのバンド・メンバーとして出演し、注目を集める。その後、YOASOBI初のライブ「KEEP OUT THEATER」やYouTube「群青 / THE FIRST TAKE」に出演。また、2021年7月4日に開催されたYouTube配信ライブ、UT × YOASOBIスペシャル・ライブ「SING YOUR WORLD」にも参加。同配信は、同時視聴者約28万人を記録し、大きな話題を呼んだ。

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