KIYOLA。こだわりのコタエ

天然木のぬくもり、家具に調和するデザインのデジタルピアノKIYOLA。グッドデザイン賞にも認められた、カリモク家具とローランドの「こだわり」を少しだけ紹介します。

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カリモク家具とローランドのコラボレーション・モデルのKIYOLA。天然木のぬくもり、家具に調和するデザインが特長です。従来、上位クラスの電子ピアノは、省スペースながらも重厚なデザインが主流。そんな中、「本当に欲しい電子ピアノってどんなデザインだろう?」という観点で、ピアノの伝統や様式を一旦すべて取り払い、一から最適なデザインを考えたことがKIYOLA誕生への第一歩でした。

最高の音、最高の鍵盤タッチをお届けすることだけではなく、人の生活に寄り添う新しいピアノのカタチへの挑戦。KIYOLAはローランドとカリモク家具が出したひとつの答えです。この記事では、2015年にKIYOLAが受賞した「グッドデザイン賞」「ウッドデザイン賞」の評価ポイントにフォーカスして、ローランドとカリモク家具のこだわりを少しだけご紹介いたします。

ポイント①インテリアに溶け込む自然な存在感

インテリアに溶け込む自然な存在感、それがKIYOLAの目指すデザインです。カリモク家具の得意とする手仕上げによる優しい素材感。浮遊感のある細身で軽快なデザインは、室内を狭く感じさせません。つい「触りたくなる」、「お部屋にあることが嬉しい」ピアノは、自然と演奏を楽しむ習慣にもつながるはず。KIYOLAは、所有者の生活に寄り添います。

グッドデザイン賞審査員からは、「インテリアの中で浮きがちな電子ピアノだが、時代とともに変わるインテリアデザインのテイストに合わせる手法として、家具メーカーとのコラボレーションはうまい方法だ。電子ピアノの持つ重たさが消えていて、自然な存在感となっている。」とコメントいただきました。

ポイント②天然木のぬくもり

KIYOLAのデザインの一番のポイントは「天然木のぬくもり」。椅子では「アーム上板」、ピアノでは「腕木」と言われる本体の側面上部の曲線は、ついつい触れたくなり、手が伸びてしまいます。優しくてあたたかい触り心地は、天然木ならでは。カリモク家具のデザイナーが、特に力を入れてくださった部分です。

KIYOLAは、ウォールナットとオークの木を採用しています。色の濃淡や木目の曲りなど、天然木の特性をありのままに生かして、一台一台が違う表情を見せてくれます。そして長く使い込むほど増していく風合い。画一的なところが長所でもあるデジタルピアノには、これまでありえなかった特長です。

天然木は、熱伝導率が低く、冬でも冷たく感じない。KIYOLAに手が触れた瞬間に肌触りが良いと感じるのはこのためです。木目の持つ”1/fゆらぎ”も、生体に心地良さなど快適な感覚を与えてくれます。さらに、光の反射率も低いため、表面は拡散反射されて、まぶしさも感じません。天然木は、人に優しい素材です。

ローランドとカリモク家具との異業種コラボレーションにより生まれたKIYOLA。ウッドデザイン賞受賞のポイントも「楽器メーカーと家具メーカーが連携し、見せるピアノという新規性のある提案である。」と、電子ピアノの新しい姿が認められました。

ポイント③座り心地

カリモク家具との共同制作だからこそ実現できたデザインは、ピアノ本体だけではありません。ピアノ椅子にも機能とデザインを両立するこだわりが詰まっています。脚部はもちろん天然木の無垢材。木のぬくもりをもつ外観ながら、人間工学に基づいたカリモク家具の「座り心地研究」の技術が反映されています。座面には超高密度ウレタンを使い、演奏時の浅掛けでも、体圧を分散。腰への負担を軽減します。

ピアノの椅子は座面が固いのが一般的。ウッドデザイン賞審査ポイントでも、「座り心地への配慮もユーザビリティを高めている。」とピアノ椅子に言及されています。その”座り心地”は、是非お近くの展示店でご確認ください。

ポイント④ Made in Japanのモノづくり

KIYOLAは、愛知県にあるカリモク家具の工場で作られた木部材を、浜松にあるローランドの工場で組み上げる、MADE IN JAPANの製品です。Product Pageで公開しているコンセプト・ムービーでは、ピアノの演奏とともに、カリモク家具とローランドの工場の様子もご覧いただけます。最新鋭の機械を導入しつつ、素材選びや仕上げなど、熟練の技を持つ職人がハンドメイドで行うものづくりはカリモク家具ならでは。

KIYOLAは、全国の楽器店とカリモクショールームに展示されています。ぜひ展示店へ足をお運びいただき、木と音の技術が響きあう、KIYOLAを感じてください。

「グッドデザイン賞」は1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。受賞のシンボル「Gマーク」は、「よいデザイン」を示すシンボルマークとして広く親しまれています。

「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する新しい顕彰制度。ウッドデザイン賞運営事務局が主催、農林水産省林野庁が後援しています。2015年が記念すべき創設第1回目。KIYOLAは「木製品部門 ライフスタイルデザイン部門」の「ウッドデザイン賞」を受賞しています。

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