現在の部員数とバンド数を教えてください。
藤原善郎先生(以下、藤原):
本校のKMC(軽音楽部)には38名の部員が、バンド数は11バンドが在籍しています
※2021年3月末時点。
活動日や練習場所など、普段の様子を教えてください。
藤原:
今年度はコロナ禍で、これまで通りの活動ができない年でした。学校の生徒指導部が部活動に関するガイドラインをまとめているので、密にならないようにしながら、指針に則って練習に取り組んでいます。活動場所は個人練習をするスペースとして「南館」を、バンド練習として「B棟のスタジオ」を使用しています。それに加えて、今回はサイレント・スタジオを使わせてもらったので、3ヶ所で活動することができました。月曜日から金曜日までの平日と、授業のある土曜日に活動しています。
夏と秋の大会以外では、
どのような演奏の機会がありますか?
藤原:
現在は外部での活動ができないので、部員やコーチの前で演奏する機会を多く作るようにしています。コロナ禍の前は合同ライブに参加させていただいたり、本校でも開催するなど、月に一度くらいのペースで他校さんと交流したり、卒業生に来校してもらい、指導を受けたりしていました。
部員数の多い部活動ですが、
苦労されている点はどのあたりですか?
藤原:
軽音楽部はバンドごとに演奏する曲や嗜好が異なるので、全員で集まって同じことに取り組む…というのがしづらいと思います。今年も課題曲を決めて、全員で取り組んでいるのですが、なかなかその曲ばかりを練習するのが難しく、モチベーションの維持に苦慮しています。今年度は椎名林檎の「丸の内サディスティック」と、サカナクションの「新宝島」を課題曲として選びました。
それから、コロナ禍ということもあり、一人ひとりの生徒とのコミュニケーションが取りづらい部分があります。各自がどのくらい練習に取り組めているのか、習得具合はどのような感じなのか、というのを把握しきれていないのも苦労している点です。