GiGS ねごとの
JUNO-DS音色制作現場に潜入
2019年7月20日に“お口ぽかーん!LAST TOUR 〜寝ても覚めてもねごとじゃナイト〜”でラスト・ライブを決行するねごと。そんなライブに先駆けて、彼女ら4人のキャリアを網羅するベスト盤『NEGOTO BEST』が発表されたが、本作を題材にGiGS6月号では長年ローランド製シンセサイザーを愛用している蒼山幸子さん(Vo & Key)を直撃し、彼女がどのような歴代音色を創り上げていったのか、改めて現在から遡っている。そしてさらに、スペシャルなJUNO-DS企画も展開されたので、その取材現場の模様をお届けしよう!
まずは、デビューしてから時系列に並んでいるベスト盤『NEGOTO BEST』の収録曲を題材にしつつ、どのタイミングでどんな音色を作ってきたのかをじっくりとインタビュー。「5thアルバム『SOAK』ではFA-06で、シンセ、エレピ、あとピアノで合計10音色ぐらいを使っています」(蒼山)
さらにインタビューでは過去作品の音作りも掘り下げていく。「3rdアルバム『VISION』の頃からFA-06をメインで使っていて、一緒にJUNO-Dも使ってましたね」と語る蒼山さん。さらに、JUNO-DとSonicCellを併用していた2nd『5』についても。
(写真は2013年2月当時の使用機材)
そこから今回の目玉企画へ! ねごとの名前を一気に広めた名曲で、彼女たちが最初に作ったという曲でもある「ループ」の音色をJUNO-DSで再現してもらうことにしたのだ!! 「1stアルバム『ex Negoto』まで、鍵盤の音色も歌と同時進行で作っちゃう感じだったんですよね」(蒼山)
「全編通して1音色で弾き切ってるんですよ。確かエレピの音色を加工して作ったんです」と、蒼山さんは2つの音色をレイヤーで重ねて基本音色をすぐさま作り出してくれた。「あとは、曲のリズムに合わせてディレイを“タン・タンタ、タン・タンタ”って掛けていったかな」(蒼山)
こうした流れを経て、完全再現された「ループ」で彼女が弾いているサウンド。そこで、今回はその音色データをダウンロードして楽しめるスペシャルな企画が実現! 是非、アナタのJUNO-DSに採り入れて、今こそ「ループ」の完全再現にチャレンジして欲しい!!
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