プロドラマーに聞く、最初の練習。
Case.12 [リアド偉武(BIGMAMA)]
プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。凄腕テクニックを習得した彼/彼女らは初心者だったころ、いかにして練習に取り組んでいたのか??
この連載は、独自のインタビューから、初心者にも役立つ練習ネタを探る、ドラマー必見のコンテンツです!
シリーズ12回目、今年結成10周年になる、ヴァイオリンを含む5人編成のROCKバンドBIGMAMA。数々の大舞台を経験しているドラマーでありバンドリーダーでもある「リアド偉武」さんにご登場頂きます。
ゆっくりなテンポで頭で理解
【Q1】ドラムを始めた時期と、そのキッカケは?
リアド – 小学生の頃に鼓笛隊で小太鼓をやってみたりと、子供心になんとなくドラムに対して憧れを持っていました。高校に入って、サッカーをやめて何か新しい事をしようかと考えてた時に、先輩や同級生にドラムを叩ける人がいて真似して始めました。BIGMAMAを組んだのもその時期です。
【Q2】始めた頃の練習方法、特に自分一人で行っていた練習法は?
リアド – とにかく好きなバンドの曲を耳コピして楽しんでました。洋邦共に早いビートのメロコアバンドが多かったです。Green Dayはビートがシンプルなものが多く、初心者向きだよとオススメされてよく練習したのを覚えています。基本的に独学で、自分の好きなドラマーのDVDと、基礎練習メニューが書いてある教則本などを買って練習してました。この時期に家での練習用にエレドラを買いました。生ドラムとエレドラの違いや魅力をそれぞれ頭や体で理解することが練習の上でも大事だと思います。
【Q3】初心者の練習法で、ひとつだけオススメするとしたら?
リアド – 難しいパターンやフレーズは、とにかくゆっくりなテンポで頭で理解しながら練習する事。その際自分なりの方法で紙なりiPadなりで図式化する事がオススメです。正式な記号でなくても良いです。簡単なリズムを紙の上にかいて理解できれば、バンドで演奏する際にもアプローチが広がって表現力が上がります。
まとめ
リズムを視覚化することによって表現力を上げる方法を教えてくれたリアドさん。そのために教則本などで基礎の練習を続けることは非常に有効な練習法ではないでしょうか。そのためにも、まずは自分の好きなバンドの曲をコピーして楽しみながら叩く、これは多くのドラマーさんが語ってくれている練習法でもあります。好きこそものの上手なれ、まずはドラムを楽しんでみましょう!
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LIVE
BIGMAMAnniversary 2016~2017企画
『MAMonthly Special』
SPECIAL
HY+BIGMAMA
Synchronicity Tour 2016
9/16(Fri) 東京:Zepp Divercity
9/21(Wed) 愛知:Zepp Nagoya
9/23(Fri) 大阪:Zepp Namba
10/1(Sat) 沖縄:ミュージックタウン音市場
ARTIST LIST
Case.06 川上優 「バスドラの音だけ聞こえやすくしてた」
Case.07 ナオミチ 「プラスチックのシンバルが割れるぐらい」
Case.08 神宮司治 「8ビートを叩けるようになった時の喜びは大きかった」
Case.09 山葵 「上手いドラマーはみんな口ドラムが上手いんですよ」
Case.11 松下マサナオ 「自分で気付いて修正していく過程が大切」
Case.14 澤村小夜子 「自由さを感じて、すぐにバンドは楽しいと思った」
Case.15 長谷川正法 「スティックを跳ね返らせる感覚を身に付ける」
Case.16 加藤勲 「練習でも演奏でも録音することが大事」
Case.17 ハットリクミコ 「エアドラムでずっと練習してました。」