【ARTIST】始めはみんな初心者。プロドラマーに聞く、最初の練習法。 Case.17

プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。プロドラマーに初心者時代を振り返ってもらい、練習方法のヒントを探す、オリジナルコンテンツ。

プロドラマーに聞く、最初の練習。
Case.17 [ハットリクミコ(シナリオアート)]

プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。凄腕テクニックを習得した彼/彼女らは初心者だったころ、いかにして練習に取り組んでいたのか??
この連載は、独自のインタビューから、初心者にも役立つ練習ネタを探る、ドラマー必見のコンテンツです!

第17回は、関西出身の男女ツインボーカル3ピースバンド「シナリオアート」のドラマー、ハットリクミコさんにインタビュー。ロック、エレクトロニカ、シューゲイズをポップで包むドラマティックミュージックを展開するシナリオアート。インディーズ時代に発売されたタワーレコード限定盤シングル「ホワイトレインコートマン」は瞬く間に店頭から姿を消し、オリコンウィークリーインディーズチャートで2位を獲得。2014年1月にキューンミュージックよりmini Album「night walking」でメジャーデビュー、同年9月には2nd mini Album「Tokyomelancholy-トウキョウメランコリー-」を発売。発売翌日には初ワンマンを代官山UNITで、11~12月にはワンマンツアーシリーズを東京・大阪で開催し、いずれの公演もSOLD OUT。2015年11月に同レーベルで活動するKANA-BOONとのスプリットシングルのリリースが決定し、同年10月からスタートのTVアニメ「すべてがFになる」(フジテレビ「ノイタミナ」他)のエンディングとしてもオンエアされるなど、精力的な活動を続けています。部屋の片隅からセカイを変えると叫ぶシナリオアートの今後から目を離せません!

エアドラムでずっと練習してました。

【Q1】ドラムを始めた時期と、そのキッカケは?

ハットリクミコ – それまでは13年間ずっとピアノをやっていたのですが、高校一年生の時に、軽音楽部の新入生歓迎ライブがあって、その時に女性の先輩がドラムを叩いてて、初めて女性がドラムを叩いてるのを見て衝撃を受けて、すぐにピアノをやめてドラムを始めました。

【Q2】始めた頃の練習方法、特に自分一人で行っていた練習法は?

ハットリクミコ – 最初はベッドを叩いたりしてたのですが、うるさい!と家族から苦情が来て、それからは空中を叩くように、エアドラムでずっと練習してました。雑誌をガムテープでグルグル巻きにしてそれを叩いたりもしましたがやっぱりうるさかったみたいで、結局空中を叩くのに戻りました。

【Q3】初心者の練習法で、ひとつだけオススメするとしたら?

ハットリクミコ – ちゃんとしたドラムセットで叩くのが一番の上達方法だと思います。生のドラムはもちろん、電子ドラムなどでハイハット、スネア、タム、フロア、とそれぞれの位置を叩く練習ができるのがいいのかなと思います。一箇所をずっと叩いて練習するのと、それぞれの位置を叩くのとでは全然勝手が違います!さすがに空中での練習だけをずっと続けるのは良くないですからね!

まとめ

どうしてもドラムを叩けない時にはエアドラムでイメージトレーニングをするのも大事ですが、実際のドラムセットで叩いて身体で覚える練習が一番のようですね。また、ハットリさんのようにピアノ経験のあるドラマーは案外多くいらっしゃるように思います。譜面の読み方やリズムの捉え方、(動かし方は違いますが)手足で違う動きをするなど、ドラムを演奏するときに基本の基本になることがある程度身についているので、ピアノ経験者はドラムをスムーズに始められるのかもしれません。ドラムに興味のあるピアノ経験者の方、思い切ってドラムを始めてみましょう(笑)。

LIVE INFO

シナリオアート ワンマンツアー2016
“[Scene #2]-シンカイヘ-“

07/02[Sat] 名古屋 Electric Lady Land
07/08[Fri] 大阪 BIGCAT
07/14[Thu] 東京 EX THEATER ROPPONGI

08/07[Sun] ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016
08/12[Fri] RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO

LINK

シナリオアート
New MV “エポックパレード”※YouTubeで開きます

Release

New Single”エポックパレード”
2016.07.06 In Stores

ARTIST LIST

Case.01 藤原佑介「とにかく楽譜と耳コピを」

Case.02 KEN’ICHI 「言語を喋るのと同じ」

Case.03 桝谷マリ 「楽しんで音楽に合わせて」

Case.04 ユウイチ 「出会ったのは中学1年」

Case.05 はな 「初めて触ったのは高校生の時」

Case.06 川上優 「バスドラの音だけ聞こえやすくしてた」

Case.07 ナオミチ 「プラスチックのシンバルが割れるぐらい」

Case.08 神宮司治 「8ビートを叩けるようになった時の喜びは大きかった」

Case.09 山葵 「上手いドラマーはみんな口ドラムが上手いんですよ」

Case.10 Tatsuya 「大事なのはイメージ力」

Case.11 松下マサナオ 「自分で気付いて修正していく過程が大切」

Case.12 リアド偉武 「ゆっくりなテンポで頭で理解」

Case.13 Mally 「簡単なことほど難しい」

Case.14 澤村小夜子 「自由さを感じて、すぐにバンドは楽しいと思った」

Case.15 長谷川正法 「スティックを跳ね返らせる感覚を身に付ける」

Case.16 加藤勲 「練習でも演奏でも録音することが大事」

Case.17 ハットリクミコ 「エアドラムでずっと練習してました。」

Case.18 諸石和馬 「ドラムを叩き始めたのは小学生」

Case.19 山本晃紀 「好きな音楽に合わせて楽しく練習するのが一番」

Case.20 むらたたむ 「録音したり動画を撮ったり」

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