【ARTIST】始めはみんな初心者。プロドラマーに聞く、最初の練習法。 Case.18

プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。プロドラマーに初心者時代を振り返ってもらい、練習方法のヒントを探す、オリジナルコンテンツ。

プロドラマーに聞く、最初の練習。
Case.18 [諸石和馬(Shiggy Jr.)]

プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。凄腕テクニックを習得した彼/彼女らは初心者だったころ、いかにして練習に取り組んでいたのか??
この連載は、独自のインタビューから、初心者にも役立つ練習ネタを探る、ドラマー必見のコンテンツです!

今回はShiggy Jr.の諸石和馬さんの登場です。諸石さんは2014年2月にShiggy Jr.に加入。その年の7月、2nd EP”LISTEN TO THE MUSIC”をリリース。江口寿史氏がジャケットにイラストレーションを描き下ろした事も話題となり、インディーズとしては異例のヒットを記録。2015年6月にメジャーデビュー。メジャーデビュー翌週の7月に初のワンマンライブを開催。10月14日 2nd single「GHOST PARTY」をリリース。年末の初全国ワンマンツアーでは、赤坂BLITZソールドアウトも含め全国5都市公演を開催。今年の活躍も期待されている最も”ポップでポップなバンド”、諸石さんはそんなShiggy Jr.の屋台骨を支えています。

ドラムを叩き始めたのは小学生

【Q1】ドラムを始めた時期と、そのキッカケは?

諸石 – 初めて「ドラムってカッコいいなあ」と思ったのは、幼稚園のときに父に連れて行かれたWhite Snakeの来日公演でした。当時のドラマーが誰かは覚えていないのですが、ドラムソロでスティックを投げ捨てて素手で叩きまくる姿がとにかくカッコよくて痺れたんですよ。その後しばらくドラムに触れる機会はなかったのですが、小学4年生のときにドラムが好きな教育実習の先生が来たんです。彼の影響でまたドラムに興味を持ち始めて、休み時間のたびに音楽室に遊びに行ったのがドラムを叩き始めたキッカケですね。

【Q2】始めた頃の練習方法、特に自分一人で行っていた練習法は?

諸石 – ドラムって楽器の集合体だから、最初はどこを叩いたらどの音が出るのかがハッキリ分からないんですよね。実際に触れてみて各楽器の音を理解してから、頭の中でドラムセットをイメージしながら曲を聴くようにして、実際に楽器の前に座って叩いて真似することを繰り返してました。

【Q3】初心者の練習法で、ひとつだけオススメするとしたら?

諸石 – どんなにガムシャラでもいいから、とにかく録音してみること。今はスマホのカメラも発達しているから、叩いているところを動画で撮って記録するのがオススメですね。客観的に自分をみて「なりたい自分のイメージ」と比較して、課題を見つけていくと猛スピードで成長できると思います!

まとめ

初めてドラムに衝撃を受けたのが幼稚園、しかも衝撃を受けたバンドがWhite Snakeというのが意外に思える諸石さん。そしてドラムを叩き始めたのが小学生と、小さい頃からドラムに接していた経験から今のドラミングが生まれているんですね。そして今だに向上心が旺盛で新しい機材の取り入れにも積極的、これからもますます諸石さんのドラムパフォーマンスから目が離せません!

LIVE INFO

ALL ABOUT POP Release Tour
「“ワンマン”スかこれ。 ~東阪編~」

11/24[Thu] 大阪・心斎橋BIGCAT
11/27[Sun] 東京・六本木EX THEATER

LINK

Release

1st ALBUM “ALL ABOUT POP”
2016.10.26(WED) In Stores

ARTIST LIST

Case.01 藤原佑介「とにかく楽譜と耳コピを」

Case.02 KEN’ICHI 「言語を喋るのと同じ」

Case.03 桝谷マリ 「楽しんで音楽に合わせて」

Case.04 ユウイチ 「出会ったのは中学1年」

Case.05 はな 「初めて触ったのは高校生の時」

Case.06 川上優 「バスドラの音だけ聞こえやすくしてた」

Case.07 ナオミチ 「プラスチックのシンバルが割れるぐらい」

Case.08 神宮司治 「8ビートを叩けるようになった時の喜びは大きかった」

Case.09 山葵 「上手いドラマーはみんな口ドラムが上手いんですよ」

Case.10 Tatsuya 「大事なのはイメージ力」

Case.11 松下マサナオ 「自分で気付いて修正していく過程が大切」

Case.12 リアド偉武 「ゆっくりなテンポで頭で理解」

Case.13 Mally 「簡単なことほど難しい」

Case.14 澤村小夜子 「自由さを感じて、すぐにバンドは楽しいと思った」

Case.15 長谷川正法 「スティックを跳ね返らせる感覚を身に付ける」

Case.16 加藤勲 「練習でも演奏でも録音することが大事」

Case.17 ハットリクミコ 「エアドラムでずっと練習してました」

Case.18 諸石和馬 「ドラムを叩き始めたのは小学生」

Case.19 山本晃紀 「好きな音楽に合わせて楽しく練習するのが一番」

Case.20 むらたたむ 「録音したり動画を撮ったり」

この記事をシェアする
Recommend 関連記事