【ARTIST】始めはみんな初心者。プロドラマーに聞く、最初の練習法。 Case.19

プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。プロドラマーに初心者時代を振り返ってもらい、練習方法のヒントを探す、オリジナルコンテンツ。

プロドラマーに聞く、最初の練習。
Case.19 [山本晃紀(LITE)]

プロとして活躍するドラマーも、始めた頃は初心者だったはず。凄腕テクニックを習得した彼/彼女らは初心者だったころ、いかにして練習に取り組んでいたのか??
この連載は、独自のインタビューから、初心者にも役立つ練習ネタを探る、ドラマー必見のコンテンツです!

独自のプログレッシブで鋭角的なリフやリズムからなる、 エモーショナルでスリリングな楽曲が話題になっているLITE、そのドラムを担当している山本晃紀さんの登場です。LITEは2003年の結成以降これまでに5枚のフルアルバムを発表、日本だけでなく海外でも活動されており、アメリカ、ヨーロッパ、アジア等のワールドツアーを成功させています。山本さん自身もDE DE MOUSE等、様々なアーティストのサポートドラマーとしても活躍されており、今後の活動にも注目です!

やっぱり好きな音楽に合わせて楽しく練習するのが一番

【Q1】ドラムを始めた時期と、そのキッカケは?

山本 – 小学校の頃からお囃子をやっていて、叩くことに慣れているという事から中学2年生の頃、同じクラスの楢原英介氏(現在VOLA & THE ORIENTAL MACHINE等で活動中)に誘われてドラムを始めました。

【Q2】始めた頃の練習方法、特に自分一人で行っていた練習法は?

山本 – バンドスコアを買って、一音ずつ練習をしていました。また、ライブのビデオを買って、手順や叩き方を真似たりもしていました。当時、自宅でドラムを叩ける環境があって恵まれていたと思います。

【Q3】初心者の練習法で、ひとつだけオススメするとしたら?

山本 – やっぱり好きな音楽に合わせて楽しく練習するのが一番だと思います。まずは好きな曲に合わせてたくさん叩く。楽しくたくさん叩いていれば、ふと気付いたときにはちゃんと上手くなっています。そしてその頃にはドラム演奏の楽しさも分かってきて、テクニック的なところにも足を踏み入れるようになるでしょう。そこまで来たらもう、ドラム道を追う同じ仲間です(笑)
今はスマホアプリで音源の速度を落とすことも簡単にできるし、どうやって叩いているかを視覚的に知りたかったらライブ動画を検索すればすぐに見れるし、有名な曲なら”叩いてみた”の動画もすぐに見つかるし、初心者にも優しい時代になったと思います。Youtubeの再生速度を落とすオプションも便利ですね。そういうツールを使ってぜひ楽しく練習してください!

まとめ

小学生の頃からお囃子という稀有な経験をお持ちの山本さん、最初はバンドスコアやライブビデオなどを参考にしながら練習を続けられていたとのこと。教えて頂いたオススメの練習法は「好きな音楽」に合わせて「楽しく練習」、初心者に優しい現代のツールを駆使して練習を継続していくことが大事ですね。頑張りましょう!

ARTIST LIST

Case.01 藤原佑介「とにかく楽譜と耳コピを」

Case.02 KEN’ICHI 「言語を喋るのと同じ」

Case.03 桝谷マリ 「楽しんで音楽に合わせて」

Case.04 ユウイチ 「出会ったのは中学1年」

Case.05 はな 「初めて触ったのは高校生の時」

Case.06 川上優 「バスドラの音だけ聞こえやすくしてた」

Case.07 ナオミチ 「プラスチックのシンバルが割れるぐらい」

Case.08 神宮司治 「8ビートを叩けるようになった時の喜びは大きかった」

Case.09 山葵 「上手いドラマーはみんな口ドラムが上手いんですよ」

Case.10 Tatsuya 「大事なのはイメージ力」

Case.11 松下マサナオ 「自分で気付いて修正していく過程が大切」

Case.12 リアド偉武 「ゆっくりなテンポで頭で理解」

Case.13 Mally 「簡単なことほど難しい」

Case.14 澤村小夜子 「自由さを感じて、すぐにバンドは楽しいと思った」

Case.15 長谷川正法 「スティックを跳ね返らせる感覚を身に付ける」

Case.16 加藤勲 「練習でも演奏でも録音することが大事」

Case.17 ハットリクミコ 「エアドラムでずっと練習してました」

Case.18 諸石和馬 「ドラムを叩き始めたのは小学生」

Case.19 山本晃紀 「好きな音楽に合わせて楽しく練習するのが一番」

Case.20 むらたたむ 「録音したり動画を撮ったり」

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