小さい音量で音の奥が見える
僕はそれが
“高級感”だと思っています
Watusiが考える
ヘッドホン
ヘッドホンの中の世界は
万華鏡だと思っています
Watusi さんがDJプレイで求める、ヘッドホンの条件とは何でしょうか?
当然のことながら、ひとつは耐久性。今はこんな時期だけど多いときは年間100本くらいDJをやるので、暑い中で汗をびっしょりかいてそのまま閉まっておいたりすると、最悪接合部分がどんどんサビて回らなくなる。V-MODAはまだそこまで試していないけど、そうした耐久性をすごく考えられた作りになっていて期待できますね。もちろんDJ用に限らず耐久性は欠かせないですよね。なぜならヘッドホンって楽器みたいなもので、一旦気に入って慣れても壊れると凄く困っちゃうもので、最悪1から違うヘッドホン試さなくちゃいけないのでね。あとは長時間使っていても疲れないことかなぁ。小さな会場で、極端に言うとモニターがないようなホテルのラウンジでやるときはヘッドホンのLRの中が命になるから違和感無いフィット感もすごく大事になってきますし、逆に大きなステージでは出音が大きいから、結局はヘッドホンのモニター自体も上げなくちゃいけないじゃないですか。普段だったら、“ここまで目盛りを上げたらとんでもない大きさになってるよな”って時さえあるんですよ。それをひと目盛りでも下げて、ちゃんとモニターできるようなサウンド作りだとやっぱり嬉しいんです。見た目や軽さや音がいいじゃん!と思って、いざフェスとかで爆音を出すと、実際の現場では聴こえずらいヘッドホンって割とあるんです。DJっていろいろな場所でやることが多いので、オールマイティに対応できると嬉しいですね。ヘッドホンを変えるってDJの現場でもストレスなんですよ。眼鏡じゃないですけど、それくらいの慣れがほしくて。僕は今回はこういうイベントだから、ヘッドホンを変えようとはあまり思わない。だから、ヘッドホンにはオールマイティさも求めます。