V-MODA ARTIST INTERVIEW #06 FUN RUMOR STORY – Sherry

ヘッドホン・ブランドV-MODAの代表的なモデルを、プロ・ミュージシャンが試聴するインプレッション・インタビュー第6弾。17年に結成された5人組ガールズバンド“FUN RUMOR STORY”から、キーボーディストのSherryが登場。

V-MODA ARTIST INTERVIEW

#06

FUN RUMOR STORY
Sherry

04年に設立されたイタリア発のヘッドホン・ブランド“V-MODA”。世界のトップDJを魅了したフラッグシップ・モデルM-100をはじめ、比類のない品質、ファッション・フォワード・デザインに優れた商品群をリリースし続けている。そんなV-MODAを、プロ・ミュージシャンが試聴するインプレッション・インタビュー。第6回目は、17年に結成された5人組ガールズバンド“FUN RUMOR STORY”から、キーボーディストのSherryが登場。現在、彼女が愛用しているコンパクトなヘッドホンXSと、7月に発売されたばかりの新作Crossfade M-100 Masterについて話を聞いた。

今まで聴こえなかった音が聴こえるのは
すごく新鮮だし新しい発見がある

Sherryが考える
イヤホン/ヘッドホン

各楽器の音がちゃんと聴こえる
ヘッドホンを選んでいます

普段私は、全部の楽器の音がちゃんと聴こえるヘッドホンやイヤホンを選んでいます。バンドを始めてから、楽器の分離感を気にするようになりました。これまではノイズキャンセリング機能つきのヘッドホンを使っていて、電車など雑音が気になる環境ではとても効果的なんですけど、どうしても低音域が“ボワー”っとする感じがあったんです。
 
音質自体は気に入っていたので2年くらい使っていたのですが、バンドを始めてから“各楽器がこういう風に弾いてるんだ”と聴こえるものがいいなと思っていたときにV-MODAのXSと出会って。めっちゃいい!と思って愛用するようになりました。

XS × Sherry

ボーカリストのブレスも、
ピアノを打鍵したときの音もちゃんと聴こえる

V-MODAのXSを購入したのは今年の6月くらいかな。私はヘッドホンはおうちで聴くだけじゃなくて、よく外に持ち歩くんです。すると、ある程度小さくないと持ち歩けないというか。2年間使っていたノイズキャンセリングヘッドホンは、ケースもすごく大きくてそこそこかさばるんです(笑)。あと、オーバーイヤーだと夏場は耳あたりに汗をかくんですけど、コンパクトなXSは夏でも蒸れない。しかも理想の音質だったので“ドンピシャじゃん!”と思って。

XSの音質は、キックの“ドゥン!”っていうのが胸にくる感じ。しょっちゅう“いい!“って言ってます(笑)。低音域がふくよかで包まれている感じで、ライブさながらの臨場感があるヘッドホンだと思います。サイズが小さいからと言って何かが損なわれている印象もなくて、むしろノイズキャンセリングヘッドホンよりもパワーがあるなと。低音域以外では、ボーカリストのブレスも聴こえるし、ピアノを打鍵したときの音や指を離すときの音もちゃんと聴こえるんですよ。あと、マネージャーさんに“ピアニストの方が弾いた一発録りの録音を聴いてみて”と言われて聴いたら、鍵盤に爪が擦れる音も聴こえてヤバイ!なと(笑)。今までのヘッドホンでは聴こえなかったかすかな音が聴こえるのは、すごく新鮮だし新しい発見があって面白いです。
 
あとは軽くて丈夫。通常のヘッドホンよりも小型なので、女の子にも向いているのかなと思います。女の子だとヘッドバンドと頭頂部の間に隙間が空いて、ガタガタ不安定になることがあるんですけど、XSはヘッドバンドと頭部の接点がたくさんあるのでズレないし、それによって耳への負担も少ないように感じます。だから、長時間つけていても全然疲れないんです。

XS

女性が装着したときのシルエットの美しさを大切にデザインされたオンイヤー・ヘッドホン。M-100サウンドをそのままコンパクトサイズに凝縮。ファッション・アイテムとしてコーディネイトの邪魔をしないスマートなフォルムを実現。

Crossfade M-100 Master × Sherry

普段聴いている楽曲とは違う印象
楽器隊の音がちゃんと聴こえる

7月に発売されたばかりの新製品ということですが…これも音源の細部がわかりますね。指パッチンがめっちゃ聴こえるし、スネアの音もすごく聴き取れる。同じ曲でも、普段聴いている楽曲とは違うような印象を受けます。キックの音も、XSはドゥン!ドゥン!ドゥン!っていう感じだったのですが、Crossfade M-100 Masterは流れる感じに近いかな。まさにソフトになった感じです。楽器隊の音がすごくちゃんと聴こえるのでバンドとか、ドラムのディテールも明瞭なのでドラムが効いたバンドを聴くのにもいいと思います。

Crossfade M-100 Master

ローランドのエンジニアがチューニング・プロセスに参画し、M-100サウンドをブラッシュアップ。新しいサウンドシグネチャを採用、ハイレゾ対応するなどトラック・メイキングに最適化したオーバーイヤー・ヘッドホン。

V-MODAをおすすめしたいユーザー

その日の服装に合わせて
プレートの色を代えられるのも嬉しい

XSはライブキッズですね。さっきも言った通り、ボーカルの声がすごく近くで聴こえるから、ライブハウスやフェスの会場にいるのと近い感覚で聴けます。ライブ映像を観ながらヘッドホンをして聴くと…まさにライブ映像作品を味わうにはすごくオススメです。最近はワイヤレスヘッドホンが増えてるから、映像を観ているとどうしても音声と映像の遅延が気になっちゃうんです。あとはドゥン!って低音域が効いた音楽や、テンションが上がりそうな曲にぴったりだと思います。
 
Crossfade M-100 MasterはXSよりもフラット感があるので、レコーディングやデモ音源を作る人にも最適だと思います。発売されたばかりということもあって、最近の音作りの風潮やトレンドに合わせたチューニングがされている印象がありました。ストリングスなどの弦楽器の再現性もとても高いと思います。

8月7日にリリースされるニューシングル「キミ、虹、メロディー」はグランドピアノを使ってレコーディングしたので、ぜひCrossfade M-100 Masterでその細部の音まで聴いてもらえたらと思います。カップリングの「FUTURE」は、リズム隊が効いた元気のある楽曲なのでXSが似合うかな。ぜひ2つ購入してもらって聴き比べてもらえたら…ってすごく贅沢ですけど(笑)。
 
あとは、プレート部分を代えられるのもカワイイ。色がいっぱいあるのもいいですよね。クリムゾンレッドはヘッドホンでなかなか見ない色なので気になります。その日の服装に合わせてプレートの色を代えられるのも嬉しいし、左右で違う色のプレートにするのもいいなぁ。レーザーで自由に刻印もできるみたいなので、飼っている愛猫をモチーフにした刻印を入れようか悩み中です(笑)。

PROFILE

PROFILE FUN RUMOR STORY/ファッション誌『KERA』協力のもと開催されたオーディションから選抜されたメンバーで結成されたガールズバンド。17年結成。メンバーはTaKey(Vo)、Ruchia(Gt)、Mami(Ba)、Sherry(Kb)、Lin(Dr)。2019年8月にリリースした2ndシングル『キミ、虹。メロディー』はtvk『音楽缶』8月度オープニングテーマ曲に起用。
http://funrumor-story.jp

RELEASE

NEWEST SINGLE
キミ、虹、メロディー
¥1,000+税
ユニオンミュージックジャパン
8月7日リリース

ARCHIVE

BIGMAMA

大石昌良

パスピエ
成田ハネダ

井上苑子

PABLO

FUN RUMOR STORY
Sherry

大村孝佳

GLIM SPANKY

SHE’S
井上竜馬

SILENT SIREN
すぅ

SU

SACHIKO

CHISA

大喜多崇規

Watusi

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