作り手の意図を味わえるところ
全部がチューニングされている
BIGMAMAが考える
ヘッドホン
いかに耳に痛くなく酔わせてくれる
かがヘッドホン選びで重要(金井)
金井
自宅作業ではもっぱらヘッドホンを使っていて、今日みたいに取材のときはイヤホンを持ち歩いてるんですよ。ツアーの移動中では音楽を聴いたり映画を観たりするのですが、イヤホンだと耳の穴が疲れてしまうところがあって、ヘッドホンのほうが快適度が高いんですよね。あと、わりと運動しながら音楽を聴くことが多いので、そういう場合はイヤホンです。要は家で音楽に集中したり、作品を見るために集中したりとか、それが長時間になるときはヘッドホンを使います。
で、すごく一般的なモデルを使っていると思います。何でかというと、編集とか聴き直すときに特別なヘッドホンを使い過ぎると特別なものを作ってしまうと思うんです。聴いてくれる人を想定して、自分のスタンダードに設定しないと、すごくローが効きすぎたりハイが痛くなったりしちゃう。そういう意味で一般的なものを使ってたほうがいいんだろうなと思います。
危ないですけど、僕は爆音で音楽を聴くのが好きで、聴き終わったあとに耳鳴りしているくらい(笑)。トリップというか、ローがオーバードーズしている感じかもしれないけど、いかに耳に痛くなく酔わせてくれるかがヘッドホン選びで重要かもしれない。
柿沼
イヤモニとリスニング用でふたつを使い分けていて、イヤモニは音楽を楽しむというよりは音がくっきりしていて各帯域がわかりやすい、演奏しやすいものを選んでいます。BIGMAMAではPAさんも含めて全スタッフ同じイヤモニを使っています。違うものだと会話がズレてしまうので。普段聴き用では臨場感のあるイヤホンが好きで、価格帯で3つを使い分けています。暗い部屋でじっと聴きたいときは高価で臨場感があるもの、移動中のときは遮音性がすごく高くて電車の中でも没頭できるようなもの、シーンによって適したイヤホンを替えています。