よく聴いている曲で試聴してもらうと、音質の違いがわかるかと思います。
お一人ずつ順番に試聴していきましょう。

松井　じゃあ先に。最近は懐かしい曲ばかりを聴いているんです。AK-69さんとかノリノリの音楽が多いのですが…ここはひとつ転校少女*の曲を聴いてみようと思います（笑）。
塩川　莉世もそうしようと思った（笑）。

でも実際によく聴くわけですもんね。

松井　そうなんですよ。では、3月31日にリリースした新曲「春めく坂道」を聴いてみたいと思います。
（M-200を試聴中）
塩川　けっこう音量大きいんだ…（笑）。
松井　サビ来ます！
塩川　わかります（笑）。

試聴してみていかがでしたか？

松井　この曲は楽器数が多いのですが、楽器の音がすごく鮮明に聴こえる印象がありました。もちろん声（歌）もよく聴こえるのですが、後ろの楽器がよく聴こえる気がして。ノイズキャンセリングって、良い部分と悪い部分があるなと個人的には思っていて。私が使っているノイズキャンセリングのイヤホンは、 “ザ・ノイズキャンセリング！”っていう感で、ちょっと不自然だと思う時があるんですけど、違和感もなくスッと耳に入ってくる感じでした。

M-200 ANCは、もう少しリスニングに合うような味つけです。フラット寄りではなくて少しリバーブが効くので、フワッとした音がするかもしれません。

塩川　じゃあ莉世から試聴するね。先ほどと同じく「リバース・エイジ」を聴いてみます。あ、M-200よりも少し重いですか？

Bluetoothでバッテリーが入っているため約100gほど重いです。

（M-200 ANCを試聴）
塩川　ハッ！
松井　違う？
塩川　全然違いますね！　びっくりしちゃった。音質が全然違います。確かにM-200 ANCのほうがリバーブっぽい感じですね。どちらかと言うと私は、M-200よりもM-200 ANCのほうが音が鮮明に聴こえました。M-200は空気感と音のバランスが良く聴こえる印象だったのですが、M-200 ANCは全部の音がしっかりと伝わってくる感じがして。音のイメージはM-200 ANCのほうが明るいと思いました。
松井　私も聴いてみる！
（試聴しながら）
少しリバーブがかかるようなチューニングだから、ロー（低音域）も少し広がりがある気がする。
塩川　全然違うよね。確かにM-200で聴いた時は、音質的にもめっちゃ“レコーディング感”がありました。M-200 ANCはちょっと鮮やかな印象ですね。
松井　M-200は室内で音楽と向き合う時に聴くイメージですけど、M-200 ANCは歩きながら外で聴きたい印象でした。
塩川　うん。レコーディングスタジオで使いたいのはやっぱりM-200かな。

ルックスについてはどうですか？

塩川　やっぱり黒がいいですね。私はすごく好きです。お買い物の時もよく黒い服を見ちゃったりするんです。男性も女性も一番使いやすい色だと思うんですよね。

ヘッドホンでもかわいい色よりも黒のほうが。

塩川　どの服を着ても黒だったら合うなと思いました。
松井　私服に似合う感じでカッコいいよね。シャキーン！って。

プレート部分も交換できるんです。いろいろな色が別売りされていて、その日の気分で交換することができます。

塩川　めっちゃいいですね。右と左で違う色にできるんですか？
松井　アシメ。

それもできますし、レーザーでオリジナルデザインも刻印できるのでカスタマイズ性は高いと思います。

塩川　楽しいね！
松井　ずっと使えそう！

初めてのヘッドホン試聴取材を終えていかがですか？

松井　最初はヘッドホンによってこんなにも聴こえ方が違うとは思っていなかったので、もっと早く気付いていれば良かったなと思いました。これほど差があると今日初めて知ったので。転校少女*の曲もそうだし、いろいろな曲を聴いたり歌ったりすると幅が広がりそうとか、アーティストさんの声をしっかり聴けるなとか、楽曲の良さを引き出せるようなヘッドホンだと思いました。
塩川　思ったのは、M-200はわりと年上の方が好きそうで、M-200 ANCは若い人が好きそうだなって個人的には思いました。あと、音楽好きな方ってヘッドホンを持っている方が多いじゃないですか。私もすごく音楽が好きで、今日もこうやってヘッドホンのことを学べたので、もっと勉強していけたらいいなと思います。